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愚痴が学びに変わった出来事〜トイレでミッションインポッシブル編〜


⚪︎5秒自己紹介

新卒1年目でメガベンチャーを辞め、新たな夢を追うための準備期間として、メルボルン🇦🇺にワーキングホリデーに来ている23歳女。人生初の海外移住と初オセアニア上陸で毎日脳内が沸騰しているが、その湯気をどうにか日本にも届けたいと考え、Noteに発散中。

⚪︎今日のテーマ

「なあぜなあぜ?」

巷のTikTockでお馴染みの「なあぜなあぜ?」シリーズはご存知だろうか?

この「なあぜなあぜ?」は基本的に愚痴だったり、皮肉だったり、結論ネガティブなことをコミカルにいうときに使われることが多いが、今回初めて「なあぜなあぜ?」のポジティブ版に遭遇したので、記しておこうと思う。

ここから終始汚い話になります。お食事中の方は、ここから先、ご遠慮ください。

書いている人より

ある日、初めて地域の図書館に調べ物をしに行った私は、突然の下り龍に襲われた。(出だしから大変汚くて申し訳ない)静かな図書館に鳴り響く私のお腹の下し音。

恥ずかしさと、ズキンズキンと来るお腹の痛みを、必死に隠しながら、多分入り口あたりに存在していたであろうトイレの方向に走った。

すると、すぐに男性用トイレを発見。でも、女性用トイレがない。そんなハズない!と思いながら、トイレの周りを2・3周したが、やっぱりない。焦れば焦るほど、視界がぼやけて、足取りも遅くなった。

そしたら、下り龍が「もうくだるぞ〜」と言ってきたので、漏らすよりマシか・・・と苦渋の決断の末、男子用トイレに入った

とにかく個室!個室!と一目散にドアの目の前の個室に入り、無事間に合った。ふぅ。

諸々出し切って、安心したのは束の間、ここは男子トイレである現実に引き戻されたときは、違う意味で冷や汗をかいていた。

どうしよう、他の人が来たらクッソ気まずくなる。いや、気まずいどころか、捕まる?追放される?強制送還?理由は、男性トイレに侵入。親に迷惑かかるとか、友達に嘲笑われるとか、頭をめぐりにめぐって、今度は普通に腹痛が襲ってきた。(これはストレスによるものなので、トイレは催さない。)

この腹痛を治すためにも、強制送還を避けるためにも、誰にもバレずに外に出なければ。

そうこの瞬間、人生初トイレミッションが始まった。(BGM:ミッションインポッシブルのバックミュージック)

ドアに耳を当て、音が聞こえないことから誰もいないことを確認。一応、床を覗き込んで靴がないかも確かめた。万が一、ドアのところで鉢合わせになった時のことを考えて、「あ、間違えちゃった」の顔も3回くらい練習した。

よし、準備万端!と思い、ドアに手をかけ、一目散に出口を目指して走った。すると、誰かがトイレに向かってくる音が。

「あかん、、、もうだめだ。」とにかく練習したあの顔(必殺間違えちゃったの顔)で乗り切るしか。と顔を作りドアを開けると

そこにいたのは子供を抱えたママさんだった。

その女性は私の申し訳なさそうな顔を見て、何とも言えぬ表情をしながら、男性用トイレに入っていった。

「あ、なるほど。このママさんも下り龍なのか」と一瞬納得した自分がいたが、3秒後冷静さを取り戻し、もう1回、さっきいたトイレを覗く。すると、男性用トイレのアレがない。あの立つタイプのトイレ。

ま、まさか!
と思い、トイレの表記を見てみると。

こんな感じ

そう、「安心してください、女性用トイレですよ」と書いてあった。(急に明るい安村出てきた)

ここで発動!
「女性トイレが男性トイレみたいなのなあぜなあぜ?」

横をみると、男性トイレもこんな感じの表記で"Man Toilet"って書いてあった。色が同じだとこんなにもわかりづらいのか、と海外の不便さを感じながらも、まあ2分の1を外さなかった運の良さに幸せを感じたひと時だった。


終始汚い話で申し訳なかったが、実はこの話をポジティブに捉えられたのは、その事件から丁度1ヶ月後のタイミングだった。

きっかけは、ジェンダーギャップ指数の発表の記事。6月20日の世界経済フォーラムの発表によると、日本は過去最低の世界146カ国中125位とのこと。

もちろん、上記でいう男女のギャップはどちらかというと、ビジネスにおける待遇、地位みたいな社会的観点が主であるが(男は外に出て働いて、女は家の中にいるみたいな感じ)今回の出来事も、ある種、性別における固定概念が強く影響しているもの。

そうなると、私の中に何となくの感覚としてあった「男は青、女は赤・ピンク」みたいな、色における男女の固定概念もバカにならない気がして、「日本がどうこう」というか、「それを不便だな」と感じた私自身の未熟さを思い知った。

でもこの「トイレミッション」のおかげで自分の固定概念に気づくことができたのは非常にいい機会だったし、だたの愚痴ではなく、学びになった「なあぜなあぜ?」だった。

このクッソ汚い話を共有して、私のイメージダウンに繋がらないか心配している部分は多少あるが、最後まで読んでくれた人たちが、自身の中にある固定概念を見直すきっかけになれば、このトイレミッション話も少しは報われるので是非考えてみてもらえると嬉しい。

あとちゃんと手はトイレから出て戻って、念入りに洗ったのでご安心を。

最後に

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。非常に長くなってしまいましたが、ちょっとでもクスって笑っていただけていたら嬉しいです。いいねしてもらえるとモチベーションにつながります!コメント・DMもお待ちしてます!





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