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生活に必要なものを失った時に、人生を通して大事にしたいもの(考え)が見つかった日の話


⚪︎5秒自己紹介

新卒1年目でメガベンチャーを辞め、新たな夢を追うための準備期間として、メルボルン🇦🇺にワーキングホリデーに来ている23歳女。人生初の海外移住と初オセアニア上陸で毎日脳内が沸騰しているが、その湯気をどうにか日本にも届けたいと考え、Noteに発散中。

⚪︎今日のテーマ

「金八先生って知ってる?人という漢字は・・・」

少し前に、日本からオーストラリアに帰ってきた時に、ロストバゲージ(飛行機に預けた荷物がなくなること)に合ったことを記事に書いていたが、あれから約10日経ってやっと私の手元に荷物が帰ってきた。

荷物が空港のお兄さんによって運ばれてきた時には、
「わあああああ!」(目キラキラ✨)
自分の荷物なのに、初めて竜宮城に足を入れた浦島太郎みたいな驚きと感動を存分に溢れさせたような反応をしていたと思う。

この反応の背景には、荷物にたどり着くまでの壮大な物語があったのだが、今回はその物語のうち、「人」に焦点を当てていこうと思う。

なぜかって?
夜風が冷たいオーストラリアの夜にも負けないくらいあったか〜い話だったから。(日本は今、梅雨で地味に暑苦しいと思うが、少しの辛抱だと思って
最後まで読んでもらえると嬉しい)


10日間マニラ空港に取り残されていた荷物の中には、服、食べ物、化粧品など生活に必要なものが全部入っていたのだ。

それらは、なかったら生きていけない(生きづらい)というものばかりだ。少しばかり大袈裟に聞こえるかもしれないが、実際、この10日間は生きた心地がしないくらい大変だったのだ。

どのくらい大変だったのかでいうと・・・

  • 外クソ寒いのに、服が2着しかない。(あとは全部スーツケースの中)

  • もちろんアウターもジャケットもない。

  • 外に仕事に行くのに、化粧が一式ない。

  • 日本で大量買いした食べ物を現地で食べようと思っていたため、バックがない=食糧がない。(そしてお金もない)

つまり、本当に生活に困った。2回言いたい。本当に困った。
そんな時に助けになったものは、オーストラリアにいるコアラでもなく、カンガルーでもなく、もちろんウサギでもない。

やっぱり「人」だった。

例えば、日本で同じことが起こった場合、すぐさまスーパーだのショッピングセンターだの行って、代わりとなるものを買っているだろう。モノがなくなったら、モノを補充しないと、モノがないという不安な気持ちは収まらないと思っていた。

でも今回の経験を通して、(物理的な解決はもちろんあったほうがいいが)それと同じくらいかそれ以上に、人の思いや行動に救われることを身にしみて感じた。

今回、初めてNoteに不安な気持ち(若干ネガティブなこと)を書いて共有したのだが、その反応としてSNS内のコメント、スタンプやDM、家族や周囲の人の励ましなど、多くの人の言葉や思いを受け取り、心を打たれた。

なんと、8日目にはコメントをくれた人(もちろん、顔も名前も見ず知らずの人)が家にある余ったジャケットや服、化粧を届けてくれたりと物理的な支援もあり、そのおかげで「史上最悪の10日間」を乗り切れた。

なぜ、物理的支援がなかった8日間含め、私自身が無事10日間を乗り越えられたのかを考えてみたところ、1つ結論が出た。

それは、様々な人たちの言葉や行動から「自分が1人ではないこと」に気付かされたからだった。

少なくともこれまでの私は何か問題にぶつかったり、困難に苛まれた時に、なぜか塞ぎ込んでしまいがちだった。

そもそも弱いところを周囲に見せたくない、困っていることが知られたくないなどで、不安に押しつぶされてひとり泣いてしまう夜も何度もあった。(今これを読んでいるあなたも、何かしらから来る不安で枕を湿らせたことがあるだろう。)

でもそんな時に、少し勇気を出して周りに打ち明けてみると、周囲の人はその問題自体は解決できない場合でも、その相手を思う行動や言葉を伝えてくれる。

そして、問題に対して戦っている私自身が孤独ではないことを周囲の人が教えてくれるからこそ、何とか乗り越えられるのかなと思った。

この経験を経て、私はどんな時も「ひとりじゃない」ことを胸に、今後も色んな事に前向きにチャレンジしていこうと思うと同時に、

何かしら困っている人を見かけたら、もちろんマザーテレサにはなれないが、優しく声をかけたり、その時に自分ができる範囲で手を差し伸べることで、「あなたは孤独ではない」ことを伝えていくことを、人生の中でやり遂げたい。

君たちいいですか〜。人という字はねぇ、ひとりの「人」がもうひとりの「人」を支えている字です。つまり、人と人が支え合ってるから人なんです。人は人によって支えられ、人の間で人間として磨かれていくんです。

金八先生の第五話セリフ

金八先生のちょっとクサイ「人」の漢字の意味が、23年生きてきて1番腑に落ちた瞬間だった。

⚪︎最後に

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
もしよければハートボタン押してもらえると、とても嬉しいです。
今回は結構ネガティブな事件だったので、ポジティブに書くのが難しくていつも以上に時間がかかったのとうまく言葉にしきれていない部分があるかもです。そこの部分は、「苦労したんだね・・・」と大目に見てもらえると嬉しいです。
また、コメントやDMもらえると次回作のモチベーションになります!引き続き、RIRINOMONOをよろしくお願いします。

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