受け継ぐもの、刷新するもの
ラヴェル、クープランの墓は傑作であり、難曲です。
20代の私には、プレリュードとトッカータをただ通すだけでも大変でした。
それから長い時間が流れ、
取材や執筆やレッスンを通して
奏法やテクニックや楽譜の読み方をたくさん勉強して、
最近、また練習しています。
ずいぶん、譜読みも、弾くのも、ラクになった。
昔はあの転調の嵐をまるっと耳コピ的に暗記して、連打は気合いで弾いてました。
いまもその名残りは多々あると思いますが
脱力、分析をしてます。今も大変だけど
昔よりだいぶラクです。
年とってるのに。
私が受けたピアノ教育は1980年代ですが、
当時私を教えてくださった先生方は1950、60年代に
教育を受けていて
いまは2020年。
何を受け継いで
何をバージョンアップするのか
学んだことをもとに
自分で弾きながら自分の感覚で確かめながら
考えていきたい。
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