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彼女は私が育てたのよ!

女王様になりたてのころ、
とある有名クラブに所属していた。

しかし、3ヶ月目のある日突然の「クビ」の通達。
理由は分からずじまい。

そのクラブに入った数日後に
先輩女王様からあるアドバイスを貰った。


先輩
「〇〇さんのご機嫌をとらないと、クビになるから気を付けてね!」


「ご機嫌をとるって、どうすれば良いんですか?」

先輩
「服を褒めるとか、化粧を褒めるとか、とにかく彼女が気持ち良くなることを言えば、大丈夫だから頑張って!!
とりあえず、気に入られないとヤバいからね。」

私の心の声
「マジで・・・?Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン」


なぜなら、
私は心にもないことで人を褒めることができない人間だからだ。

一応、頑張ってはみたが
努力の甲斐はなかった。ということだ 笑。

名前が売れ出したとたんに・・・

個人で届け出をだして、
個人で女王様を始めて数年経った頃

ある人から、私をクビにした人が、
「あの子は、私が育てたのよ。」
と言っていると聞いた。

いや・・・
育てられてなんかいないし!!
てか、クビにしたよねぇ??
なにをあの女は、ほざいてるの?

マジでビックリしましたよー
まさか、そんなこと言いふらしているとは!!

まぁ、あの女なら言いかねないよね~笑。
自分勝手だな。

でもね、実は、クビなった時に
ショックよりも安心感の方が大きかった。

心にもないことを言い
人のご機嫌をとりながらの
クラブ務めなんて、私には地獄だったんですよ。

お陰様で、個人女王様の道を歩み
自分の思うSMを続けることができ
自分の目指すSMを楽しむことができました。

あのクラブにいたら、
私は、自分のSMスタイルを
作りあげることはできませんでしたから 笑。

そのクラブは、今も存在しています。
あの女も、もう、60歳は超えているはずなのよね~。

それは、すごいと思う。
頑張るなぁ。

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