見出し画像

ありたい姿を探して

どんな自分になりたいですか?
そんなことを聞かれるといつも回答に困る。

こうなりたい!という理想が昔からなく、そのときその一瞬に一生懸命になることしかできない不器用なタイプです。

会社に入るときにもどういう社会人になりたいかはわからなかった。
MRとして今は「1番に頼られる存在になりたい」という理想像はあるけど、それもひとつひとつの仕事を一生懸命やることで見つかった理想像であって、元々「1番に頼られたい」と思ってMRをやって来たわけではないんです。

結婚してからも。
妻として今は「夫が癒される家庭づくりをしたい」という目標がありますが。
結婚する前は特段どういう家庭をとかは思ったことがなく、夫と暮らす中で見つかった理想像。
夫が日々仕事と練習に忙しい中で、私には何ができるんだろう?と常に考えていて、行き着いた先が「ご飯を作ること」「家に帰ったときに、フーッと落ち着ける空間を作ること」と思い、やっていること。
落ち着ける空間にするために、日々の掃除は欠かさないし、週末は家中をピカピカにするというのが私のルーティンになりました。
子どもが産まれた今も、寝る前には子どものものもリセットして、日々の掃除と週末の大掃除だけは欠かさないようにしています。

母となった今。
まだ理想像は見つかっていません。
正直、子どもをうまくあやせなくてよく子どもと共に泣いているし、体調が悪いと夫が何してくれても素直に感謝できないし、なかなか寝てくれない子どもに「早く寝てくれないかなぁ」と思ってしまうし、母としては情けないところばかり。
日々なるべく笑顔で!なんて思ってても、時間的余裕も心理的余裕も全くと言って良いほど無いので、理想なんて見つかるはずもなく当てもなく探している今です。

でもひとつだけ、譲れない理想があって。

どんなときも自分の可能性を諦めないこと」

どんなときも自分自身がやりたいと思ったことを諦めないというのが私の中の理想。
結婚した後に、部署異動があって今後のキャリアを悩んだときに、やっぱり自分の人生を諦めたくないと思った。
MRを続けるとすると仕事のスケジュール管理は自由でも、残業は不可避だし講演会があれば夜はかなり遅くなる。そして長距離運転もあるので、昔のように接待はないにしても忙しさのある仕事。
周りからはもっとゆっくり働けるような働き方にしたら?なんて言われたこともあるし、私自身もそういう生き方を考えたこともありました。
でも、自分が心から「好きだ」と思える仕事をすることを諦めたくなかったんです。
だから、より過酷な状況になるとわかっていたけど転職をしました。

今は子どもがいて、もっと子どもとの時間を楽しみたいと思う反面、復帰した後にやりたい仕事があるのも事実。
今はどっち優先!どっちを頑張る!とかは決めていないけど、私は欲張りなのでどっちも諦めたくない。
もしかしたら諦めなきゃならない瞬間もあるのかもしれないけど、どんな状況になったとしても、自分の可能性を信じて決断したい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?