見出し画像

SNSとの付き合い方

育児が始まってから、産前よりもSNSを見なくなりました。なんならTwitterは消したし、Instagramをいたずらに見る時間も減りました。‥というより意識的に見ないようになりました。

実は出産するとき、子宮口が全開になったタイミングで赤ちゃんの苦しいサインが出るようになり、吸引分娩になりました。こどもには血腫ができてしまい、黄疸の数値に引っかかったり苦労しながら退院しました。
普通に産んであげられず申し訳ない気持ちがずっとありました。
また授乳のことや細々した子育ての悩みを抱くことも多く、SNSでの発信をよく見てました。
調べているときにあった「吸引分娩で産まれた子は、向き癖が強くなり頭の形が悪くなったり、吸引時の負担で身体が硬いことが多い」という投稿を見たときに涙が出て来ました。
退院まで黄疸の治療をしていたし、退院後は左側を向くことが多いなぁと感じていたタイミングでした。だから、吸引になってしまったせいで、黄疸の数値が悪くなり、成長する中でも身体への負担があって、申し訳ないという気持ちが押し寄せとにかく落ち込みました。

そこから、「向き癖を治す方法」「背中の緊張をほぐす方法」「頭の形を良くする方法」とSNSを渡り歩くようになりました。そういう投稿を見るたびに、「投稿みたいにできなきゃダメだ!」と強く思うようになり、過度に神経質になっていく自分がいました。
そのせいで、家族がこどもをあやしてくれても「その抱き方をすると身体が歪むかも」
「そこ触ると良くない!」
など心の中で口うるさい女になっていました。
そしてそんな自分が嫌でした。こんなに助けてもらってるのになんでこんなことを思ってしまうのか、自己中心的で周りが見えなくなってしまっている、とどんどん自分が嫌いになっていく気がしました。

そんなときに、同じくらいの月例の赤ちゃんを育ててらっしゃる方の「SNSなど情報は溢れているけど、家族が笑っていられる選択をできるようにしたいと思っています」という投稿を見てハッとさせられました。これまで、型にハマらなくては!と思い過ぎて家族が楽しく過ごせるようにという気持ちを忘れていたなぁと気付いたんです。

それからTwitter、threadsのアプリはアンインストールし、友達との繋がりを楽しむInstagramだけ残しました。
Instagramでも、赤ちゃんに関する投稿は見ないようにして自分が好きなものだけ見ると決めました。Instagramを見るより、目の前のこどもや夫を見て笑顔を大切に過ごしました。
そうするようになってから変な罪悪感を抱くことは減ったし、型にハマらずイライラすることもほとんどなくなった。便利な時代だからこそ、どんな情報を拾って行くからとても大事なんだと実感しました。

私は以前からSNSの付き合い方はあまり上手ではなく、「2025年に戦争が起こる」「ワクチン接種した人は解毒しないと全員死ぬ」など見てひとりで焦ったり悲しんだりしていました。でも、戦争が起きようが、ワクチン接種で死のうが私たちは今を生きるしかない。落ち込んでる暇に、家族と幸せに楽しく生きる方法を考えていきたいです。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?