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かくとたに×5(アナグラム詩)

たたくかたににたかかとに
にかくととく
とかくたとくに
叩く肩に似た踵に
苦く届く
とかく多読に

かくとだにえやは伊吹のさしも草 さしも知らじな燃ゆる思ひを

梁川の一番好きな百人一首。最初の5文字を5回リフレインしてみました。短い言葉の繰り返しは、似た言葉になってしまって、ううむむむ。しかし、「苦く」と「届く」になった瞬間、ああ!この言葉の生誕を無作為なわたしの指が決めたこと、そしてやや強引ながらも、なんか作為的でもあるということ、これこそがアナグラム詩の楽しさなんだわ!と二作目で気付いてしまったので、夢中要素は十分。
さしもが2回繰り返される押韻的なこのリズム感の短歌を、次回は全部をリフレインしようかな、と。


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