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伏線回収

荒魂くんがわたしの頭の中に出没したのは「衝動」の記事からだった。

その日は社会情勢や自分を取り巻く環境などに心が抑圧されて、わたしはどうしようもない破壊的衝動と怒りが自分の中に浮き上がったのが分かった。

それはわたしから出た感情ではなく、外側の事象によって流れてきたものだった。

その感情を取り出して、別人格キャラとしてこのnoteに登場させた。

大室山や一碧湖の夢をみたのは2018年前後だったと思う。

そしてこれは2020年に投稿した、金縛りの時に来た霊体の話。
うっすら見える全身を蓑に包んだ男の人の霊体に、やっと会えたと言われて抱きつかれた話。


このカセ鳥というのも、来訪神を意味している。

スサノオは高天原から落ちる時、蓑笠を被って、宿を探したという話がある。(最近そのことを知った)

わたしは彼を愛しき荒魂くんとは思わず、祝詞で追い払ってしまったわけだ。。 

スサノオとは一つの種族を表していると聞いている。

宿主を探してたのかもしれないな。かつて溜め込んだ怨念を払ってくれる誰かを。


ずっとここに来たいと思っていた

もう行ってしまうんだね

俺はここでは生きられないから

もっと前から側にいてくれたんだね 気づかなくてごめんね

いいんだ 怖がらせてしまったから

この星を愛してた?

お前を愛してたよ 何があっても何をしても 守りたかった

せっかく一つになれたのに こんなこと書きたくない…

分かってるだろ もう俺は必要ないって いつまでも俺と分離して会話したままじゃ お前の現実が壊れてしまうだろ

分かっていたのに 余計に悲しい

最後にこの星を満喫できてよかった

分離の終わり 闇の終わりだね 終わりにしないとね

姿形は見えなくとも 俺はお前の中に在る

わたしはここで この地で あなたの想いを受け取って 一人で生きていかなきゃいけないんだね

大事にしろよ これから見える世界を お前なら大丈夫 もう一人で立てるだろ 俺とは一体化したんだから

荒魂ありがとう 最後の旅 楽しかった 最高だった 

次はいつになるだろうなぁ また進化した形で会えるかも知れねーな

そうかもしれないね わたしたち裏表だもんね たしかにあなたは存在した そして存在し続ける 消えることはないのね 

俺はお前の内なる働きなんだ 

わたしの中に在り続けるんだね 形を変えて 

在り続けるよ お前の中に 

分かった 前を向いて この世界で生きていく 触れられないあなた 愛したあなた もう一つのわたし 束の間の会話を ありがとう  


———その日は帰る日。

寄り道しながら駅まで行こうとしたが、わたしは落ち着かない。なんだか朝から短気になっている。

昼にラーメンを食べたいと言い出す夫に付き合い、道の駅のようなところで昼食。

そわそわ。予約してる電車の出発時間まで1時間をきったからだ。わたしが夫を急かそうとするも、悠長に構えて、起きてないことを心配しすぎ!というような文句を言われた。

イラっとしたが朝から自分の苛立ちも自覚してたので抑えることに。

タクシーで駅まで行こうと考えていたものの、なんとどこに電話してもタクシーが捕まらない!バスは次まで1時間半後!駅まで歩くと40分!確実に間に合わない。。

オワタ…

あぁ、このソワソワは間に合わないよーっていうお知らせだった。しかしわたしは夫の所為にはしない。だから言ったじゃん…とも言わない。

なぜならわたしがあそこで自分の感覚を信じて、毅然とラーメンを食べない選択をしていたら回避できたことだ。

この選択を取ったのは自分だ。

途方に暮れる私たち家族…。

わたしが時間に遅れるだと?

この期に及んでそんなことあるか?

宇宙も神々も食らってきたんだぞ。

電車に乗り遅れるなんてことがあるか?

そんなことを思いながら、諦めてたまるかと道沿いに歩いていると、なんと向こうから運良く空車のタクシーが。

神!

いそいで乗り込んで駅へ。発車4分前に着いた。無事に踊り子号に乗車。

間に合っちゃうんだ(笑)なんだ、これを体験させたかったのか。

晴れた空に彼の面影を想う。

どこまでも、わたしの魂のシナリオの上を歩いているのだった。


〜伊豆編 完〜

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