デザイナー出身PdMの強み
※この記事はGoodpatch Design Advent Calendar 2024 の10日目の記事です。
自己紹介
グッドパッチ入社5年目突入、社会人8年目。
新卒で広告代理店営業や新規事業コンサルを経験したのち、UXデザイナーとして入社。2年ほど前からPdM組織を立ち上げ、自身もPdMに転向。現在は、クライアントワークでプロダクトグロース支援や、新規事業の立ち上げ支援を行っています。
やってみて思った「デザイナー出身PdM」の強み
息をするように顧客視点
プロダクトをつくるときは、市場の視点や、組織の視点などいろんな視点を行ったり来たりしながら考えていくと思うのですが、デザイナーは兎にも角にも顧客中心の世界で生きてきたので、その視点が根強い気がします。「それ本当に使うの?」「誰がいつ使うの?」にとってもこだわります。
顧客インサイトとKPIを紐付けた概念整理
顧客のインサイトに対する探究心が強く、解像度も高いので、
グロースモデルや、顧客ピラミッドなどのフレームを用いた、
顧客視点での概念整理が得意な方が多い印象です。
様々なプロダクト開発の現場を支援してきましたが、「顧客の状態」と「KPI」が紐づけて語られている現場は意外と少なく、逆にその議論ができれば施策の質も高まるようなシーンをよく目にしました。
アイデアをすぐに形にできる・具体化する力
課題の特定、アイデアを考えているうちに、これは「絵にするとこんな感じだな〜」「こんな感じの体験の流れがいいな〜」や「画面はこんな感じだろうな〜」などのイメージがつきやすいと思います。
「ふんわりキーワード」でうっかり進みがちな企画会議の中で、即時に言語化やビジュアル化をしながら、論点を明確にしたり、チームを合意形成に導いたりすることが得意なので、プロダクトの企画〜開発のスピードアップに寄与できます。
デザイン上のアンチパターンがわかる
毎日毎日デザインに向き合ってきたデザイナーは、「このサービスはどんな狙いでこの機能を作ったのか」も気になるし、言葉尻も気になるし、ボタンの位置も気になるし、毎日その視点でいろんなサービスを触っています。
自身がプロダクトマネージャーとして施策の意思決定をする立場になった際も、「ここでつまづきそう」「こんなフィードバックが来そう」→「こうしよう」「一旦やめとこう」といった感じで、改善スピードを高めやすいのではないかと思います。事業視点偏重の意思決定によって、使い勝手が悪くなっている、というような状況を避けやすいのではないでしょうか。
具体と抽象の行き来ができる
デザインの5階層モデルでは、常に戦略と表層の行き来をしながら、一貫性を持ったデザインを実現することを目指しています。
マイ・フェイバリット・書籍に、細谷功さんの「具体と抽象」があることもあり、自身もデザインに向き合う上でとても大事にしていたのですが、プロダクトマネジメントの現場にいると、まさにこれの連続だな〜と思います。
プロダクトビジョンから戦略、戦略からプロダクトデザイン、ロードマップからバックログなど、プロダクトマネジメントの4階層の各段階/各要素を行き来しながら考えていく作業はまさに具体と抽象の行き来なわけです。
戦略仮説を一旦素早く具体化して実現可能性を試したり、企画に対して視点を変えて見てみたり引いて見たり、顧客に思いを馳せながらプロダクトビジョンと戦略と機能を繋ぎ込んだり、そのようなタスクが好きだし、得意な人が多いのかなと。あくまで個人的&グッドパッチにいる上での感想ですが!
以上、自身が感じたデザイナー出身プロダクトマネージャーの強みポイントでした。もちろん弱みもありますが、それはまた今度!
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