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【本のご紹介】 京極夏彦 「今昔百鬼拾遺 月」

京極夏彦 「今昔百鬼拾遺 月」 (講談社文庫 2020年)

 ご存じ“京極堂シリーズ”のサイドストーリー。かつて織作家四女と同じ全寮制学校に在籍し、連続殺人事件に巻き込まれた経験を持つ女学生・呉美由紀が、東京の転校先で経験した事件を、京極堂の妹・中禅寺敦子とともに解き明かしていく。全3作品の合本です。タイトルに上げられる“妖怪”も、鬼・河童・天狗といったポピュラーなもの。

 以下、ネタバレを避けつつ要約します。

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812字

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