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だから私は妊娠できないの

わたしは妊娠ができない

妊娠したいという想いが強まれば、強まるほど、「わたしは妊娠できない」という感情が強まってはいませんか?
生理が来るたびに「妊娠できないのでは?」という想いから、「もう無理なのかな?」という想いに変化していく。それでも、また頑張ろうと次のタイミングに向けてメンタルを整えようとする。

なのに…この置き場のないココロをどうしてくれよう…
八つ当たりすることも、泣きわめくこともできず、「また次、頑張ればいいよ」などと言われれば怒りが込み上げる…どうしようもない感情が湧き出てきて、自分のメンタルバランスがぐちゃぐちゃ。

それだけではない、そのぐちゃぐちゃになった自分の感情が「こんなはずじゃなかった」「こんなの私じゃない」という戸惑いもある。もう、本当にどうしたらいいのかわからない。

はじめての自分(感情)に出会う

きっと、今までの人生ではじめて味わう感情なのでしょうね。だから対処がわからない。いや、知っていてもどうにもならない。行き場のない感情。
だけど、それって悪いことなのかな?

あなたが一生懸命に妊娠したいと取り組んでいる結果が、生理という形で現れたら打ちのめされるのは当然の事なのではないかと私は思います。しかも、それが1度や2度じゃない。たとえ、6~7周期ぐらいかかるとわかっていても、この感情は起こり得る。さらに、タイミングもばっちり!なんて状況だったら期待だってしてしまう。なのに…なのになのだ。
期待しないほうがいい?いやいや、期待はするでしょう。準備万端OK!だったら。しかも、次こそは!って気合も入るかもしれないし…

だからこそ、生理が来るという状態は感情の渦が大きくうねり、なんと表現したらよいのかわからぬ感情にもなるんです。

【リセット】という言葉

妊活中や不妊治療中に生理がくると【リセット】というらしいのですが、初めてこの言葉を聞いたとき、ものすごく驚いた!なんていう言葉を使ってくれてるんだ!と。しかも、最初は錯覚したのですよ。今の医学界で言われているのかと…そしたら【妊活用語】なんだとか。

リセットには「すべてを元に戻すこと、最初から全部やり直すこと」という意味があります。完全にネガティブワードだと思うのは私だけ⁉
この言葉を使っていたら、まさしく【水の泡】という印象が抜けないのです。生理が来てダメージを受けているのに、この言葉で打ちのめされる…もう、なんと表現をしたらいいのやら。

自分で自分に呪いをかける

これでは、自分で自分に呪いをかけているような気がしてならない。
妊娠するための取り組みも、努力も生理が来るたびに【報われない】と感じてしまう。そのうちに、自分が妊娠できないのでは?という不安に拒否や否定をにじませて、だんだんと「わたしは妊娠できない」という感情に陥っていたら…

そして、その感情を持ったまま妊活や不妊治療をしていたら…
しんどいだけでは済まされない。もはや拷問に近い形となって苦しめられていると思うのですよ。

だからこそ、感情の吐き出しをしてほしい。
思う存分、泣いたり、怒ったり、わめいたり…してほしい。
「こんなの私じゃない」「そんなことしたらダメだ」と思わずに。

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