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森のスイーツ屋さん。【画像生成AI でぽん】
ライラック杯ご参加の皆さまありがとうございました(*_ _)ペコリ
次は29日に予選投票が始まります❣️
それまでぜひぽんで遊んでみませんか?😊💕
↓作品をまとめて読めるようにマガジンを作りました。
どんなぽんが集まってるのか、
ぜひ読んでみてね〜(。˃ ᵕ ˂ )ノ゙
↓ここよりぽんストーリーです。
その猫はたったひとりで、森の中を歩いていました。
歩いても歩いても、暗闇ばかり。
だって、待ってる人はもういないんだもの。
どこへいったって、
私は、私は、
![](https://assets.st-note.com/img/1682220896681-HOEoCIIuF6.png)
|西行忌偲ぶ桜の下に猫|島風ひゅーがさん
![](https://assets.st-note.com/img/1681991556332-EiU5WCP6za.png)
猫はいつのまにか、
木々を通り抜けて広い場所にでていました。
森の中とは思えない、美しい夜桜の並木道。
ここは、どこ?
ご主人と一緒に見れたらよかったなぁ..
とぼとぼと道に沿って歩いていくと、
なにやら灯りが見えてきました。
![](https://assets.st-note.com/img/1682142262790-Iw7wKdEjps.png)
どうやらお店のようです。
こんな森の中に、お店が?
猫はそっとのぞいてみました。
中では猫の店員たちが楽しそうに鼻歌を歌いながら、スイーツを作っています。
🐱「はーるのー、うららーのー🎵
アッ、お客さまにゃん!
いらっしゃいませ〜❣️」
お客、といわれて気づきました。
猫は、お金も何も持っていません。
🐱「大丈夫、ここは猫のお店にゃん!
お代は、《大切な想い出》でいいのにゃん」
甘くておいしそうな匂いが漂って、
猫のお腹はぐーっとなりました。
そういえば、あれからずっと
何も食べていません。
おもいで、ってなんだろう?
でも、お金じゃなくていいのなら。
なにか食べ物にありつけるのなら。
猫はお店の中に入りました。
|限定の苺大福2個買えた|しちさん
![](https://assets.st-note.com/img/1682142594687-e2LloPNd4m.png)
「このいちご大福、2つくださいな」
🐱「はーい、ただ今❗️」
いちご大福は、ご主人の大好物。
2つ、と言ってからハッとしました。
一緒に食べることなんて、もうできないのに…
ご主人がおいしそうにいちご大福を食べる笑顔が、白猫の頭の中で思い描かれた瞬間、パシャッ、と音がして映像がかき消えました。
|いちごミルクぎゅっと潰してマーブルに消えかけていた傷口滲む|すうぷさん
![](https://assets.st-note.com/img/1682142847698-lDBabvueYM.png)
「あと、このいちごミルクを2つくださいな」
🐱「はーい、ただ今❗️」
いちごが大好きだったご主人。
ミルクの中にいちごを入れて、ぷしゅっと潰してマーブルにして食べるのが大好きだった。猫もそんなご主人を見ているのが大好きでした。
そんなご主人を脳裏に浮かべた瞬間、またパシャッとなにか割れる音がして、その映像も消えていきました。
そうか、おもいで、ってこういうこと..
猫の胸がきゅううぅと苦しくなります。
そこへ、新たなお客さんがやってきました。
|病床の祖母の傍ら桜漬け|夕凪遙さん
![](https://assets.st-note.com/img/1681991556445-rwbSyyGia3.png)
🐈⬛「こんばんは、桜漬けを1つくださいな」
🐱「はーい、お待ちください〜」
猫はハッとしました。
大切な想い出が、取られちゃう!
「あの、ここで物を買うと、大切な想い出が消えてしまいますよ。やめたほうがいいです」
黒猫は、そこで初めて白猫に気づき目線を向けましたが、にっこり笑ってこう言いました。
🐈⬛「はい、知ってます。でもいいんです。大切なお祖母さまの具合が良くなるのなら、想い出のひとつくらい。」
🐱「はーい、おまたせしました!桜漬けですね。毎度ありがとうございますにゃーん」
黒猫は去っていきました。
たしかに、小さな想い出の一つや二つ、飢えて倒れることに比べたら、なんて事ないかもしれません。
だけど。
大切な想い出は、本当に本当に、宝物なのです。
ご主人のことをどんどん忘れてしまったら、
きっと大好きだったことさえ忘れてしまうでしょう。
猫は目に涙を溜めて、
ぎゅっと肉球を握りしめました。
そんなの、私じゃない。
たとえ飢えても、このままの私がいい。
もう、行かなきゃ。
でも、どこへ?
そこへ、またお客がやってきました。
![](https://assets.st-note.com/img/1681991556931-4u2UyWIqAv.png)
🐈🐈「こんばんにゃ!メロンパン2つくださいな」
|春コートざらめきらきらメロンパン|袋小路綴乃さん
![](https://assets.st-note.com/img/1681991557116-jSNR6AlZ6g.png)
月の光を受けて、ざらざらしたお砂糖がキラキラしていて、とってもおいしそう。
ふかふかの焼きたての匂いに、
猫のお腹がまたぐーっとなります。
🐈🐈「あっ、すみませーん!メロンパンもう一つ追加お願いしますにゃん」
🐱「はいはーい❗️おまたせにゃーん」
2匹の猫は、メロンパンを一つ袋から取り出すと、白猫に差し出しました。
🐈🐈「あげるー」
「えっ、あの、でも…」
🐈🐈「大丈夫、お代はもう払ってあるから」
|春の夜の月の欠けてまた満ちる だれかがひとつしあわせになる|につきさん
![](https://assets.st-note.com/img/1681991557270-keg2CtwebH.png)
その瞬間、まんまるのお月さまがチカッと強く光ったように見えました。
ふかふか、サクサク、メロンパン。
あのまあるいお月さまみたいだわ。
白猫はたまらず、パクッ。
すると、
白猫の目からぽろぽろと涙が溢れ出します。
白猫は、思い出しました。
震えていた小さな自分を、
ご主人が拾ってくれた時の温かいその手を。
寒い夜は一緒の布団を被って、
同じ夢を見た安らぎを。
滑らかな毛並みを撫でてくれた
愛おしい微笑みを。
|言葉には表せずともあたたかい気持ちになるのが愛なのかも|美味しい蒸しエビさん
![](https://assets.st-note.com/img/1682170356653-kHy7LgZjW8.png)
🐈🐈「あなた、ひとりぼっちなのね。私たちと一緒にいく?」
白猫は、口の中のメロンパンを呑み込むと、
目をギュッと瞑っては涙をこぼしながら、こくんとうなずきました。
2匹の猫がお月さまの方へ向かって歩き出し、白猫はそのあとを付いていきます。お月さまはいつの間にか、ほんの少し欠けていました。
柔らかな夜風が桜の花びらとともに通り抜け、
白猫のひげを撫でていきます。
さっきまであんなに怖くて寂しかった闇は、今はぴったり寄り添うように心地良くて。揺れて擦れる葉っぱたちが、クスクスと何かをささやいているかのようでした。
↓特別出演、夜の精•ヨル
こちらの画像は、
ここで紹介されているアプリで生成したものです。
何度もキーワードを書き直して、やり直して。
メロンパンなんて英語にしてもずっとメロンパンもどきを持った女の子ばかりで、20枚くらいやった😳💦
思い通りの画像を出すのはなかなか難しいねσ(・ω・*)
ちなみにこのストーリーは、
起点がメロンパンの句。
↓
一覧よりストーリーが作れそうな作品を探す。
↓
できたストーリーに合う画像をAIで作る。
↓
画像に合うようストーリーを修正する。
こんな感じで作りました。
素敵な作品を使わせて頂いた皆さま、ありがとうございました😊
※ストーリーにするため、実際の解釈や意図とは若干異なっている場合があります。
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