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夏の終わりに【夏の思い出】

とある8月31日は日曜日だった。普段私から外食をしようなんてめったにいわない。遠出したときか、特別な日だけ。だけど、この日は違った。なんで?という顔をする家族に、私は「だって今日は夏休み最後の日だから」さも当たり前のように言う。

夏休みは私にとって夏”休み”ではない。夏休みは昼ご飯の用意をしなければならないし、部活のある時は5時台に起きてお弁当を作り、ポットのような1リットル以上の水筒を用意し、前日からポカリのペットボトルを冷凍しておかなければならなかった。

息子の運動にと夕方ウォーキングしたり、読み書きの苦手な息子の読書感想文や自由研究も手伝う。どうしたら自分で考えられるかに頭を悩ませながら。



夏休み最後の外食は、切り替えスイッチのつもりだった。

特に子供たちには、今日で休みが終わってしまうんだ、という喪失感があるのではないか。夏の終わりに格段と侘しさを感じるのは私だけだろうか。


外食といっても、歩いてすぐそこにココスがある。大人から子供まで楽しめる場所となるとファミレスを選択することが多い。車でもいいけどできれば歩いていけるところ。外を歩けば夏の終わりを感じられる。

お腹が満たされ、街灯と車のライトに照らされた帰り道。昼間の暑さが嘘のように涼しい。ちょうど道沿いに小学校があり、そこまでくると息子が急に走る。

自分の領域に入ると人はなんとなく安心するものだ。慣れた通学路を走る息子。その後にだらだらと歩いて行く私たち。ぽつぽつと会話しながら、付けておいた暖かい玄関の灯りを目印に家に入る。


今年の8月31日は、火曜日。

といっても。日曜でもこのご時世だから家族で外食に行く気にはならない。外から買ってきて、子供たちが1番テンションが上がるご飯といったら、これ。



もう子供たちが食べちゃってたから、私の分。食べかけじゃないよ。ポテトを息子と分けた。これはリアルに今日の私の昼ご飯。年齢とともにファーストフードは1人前食べられなくなってきてる。

切り替えスイッチは別に特別じゃなくていい。帰りにコンビニでいつもよりちょっと高いスイーツを買う、でもいい。ちょっとしたご褒美。それで明日から頑張れるのなら安いものだ。


別にきっちり切り替えなくても、多分なんとかなる。きっと大丈夫。それくらい気軽に行きたい。


ところで夏休みの宿題、息子はほぼ終わっている。私も夏休みの宿題は早めに終わらせるタイプだった。なので、ドリル系は1日にどれくらいやれば終わるかを最初に概算を出させ、さらに簡単な漢字ドリルも追加して1学期分のは終えた。

通信高の娘は特にないが、中学の時は徹夜でも終わらなかった。姉弟とはいえ、きっちり派と追い込み派でかなりの差があるようだ。



さて、こちらの宿題も本日終了です!提出お忘れなく〜( *´꒳`*)ノ




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