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『「キティ」で「新しい単位」を作ったらcmもkgもいらなくなった』のあとがき

先日書いた記事です。
実は、2014年の時点に書き始めた形跡があって、カタチにできずに断念して「裏路地」って名前のフォルダにブチ込んでたんですよね。何回かサルベージしようとして戻してた。だからちょっと思い入れあります。


サイエンスや数学っぽい記事をやりたい

「キティちゃんの体重と身長がリンゴで表される」は、知った段階から、なんか良さそうだぞ!っていう感覚をずっと温めて温めてほったらかして温めてほったらかしてたんですよ。たまごの中身もびっくりしたと思うよね。3日暖かい日と寒い日が交互に続いてさ。

三寒四温の日々は、結局どう落とそうかって話でなやんでました。
重さと長さをひとつにしたら、次は時間もひとつにする。そうすると物理量の単位は一個だけになる。ってとこまではすぐにおもいついてて、これは物理屋的には十分、オチてるんですよ。手順の不埒さに目をつむれば世界の秘密に迫るようなことなので。

だから、ここで単位統一完了!天下布武!

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って叫んだ後、敦盛を舞えば十分成立してたと思うんですよね。安土桃山時代なら。人間五十年〜。


世界の秘密に迫る

まあそういうわけにもいかないんで、タマゴの中には悪いんだけど、インキュベートしたりインキュベートしなかったりしてたんです。

単位を統一して世界の秘密に迫るってどういうことかというと、単位って量りたいもののある側面なんだけど、単位が最終ひとつだけになれば、側面じゃなくそれは全体ってことになる。世界の全貌が見えるってことなんすよね。

似たようなのはオモコロブロスの【ネギトロ量子論】微細構造定数と蠱毒と世界、っていうのを書いてみたりしてるので、よかったら見て欲しいです。こっちはそれほどボケてないのです。

https://omocoro.jp/bros/kiji/207375/


2019年1kgの定義変更

2019年に、こっそり1kgの定義が変わったんですよ。以前は「パリに置いてあるこれが1kgですっていう金属の塊」に基準だったんですけど、それを電気使ってこれが1kgですっていうのを言えるようにしたんすね。これ地味に理系的にはヒストリカルなできごとなんですわ。

そういうのもあって、さっと完成させたいなって、気合い入れてキティのやつ取り組み始め直したんです。


キティのリンゴ・ニュートンのリンゴ

冒頭の「単位多すぎる!減らしたい」っていう理由は当初、料理のシチューのルーの箱見て、200グラム?400cc?160℃?5分?単位多すぎ!料理できない!!!って立て付けでスタートして、他の計算や画像作成やってあわや完成というタイミングで、冒頭をマッチングアプリのが面白いかって差し替えちゃったんで、計算や画像やりなおしてるんです。


ゲッソリよ。熱も出てきた。

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お気に入りの加工画像


「裏路地」作成年は2012年で、それからずっとストリートテキスト がそぼ降る雨に打たれて待ってるので今年は、そこから救い出すつもりです。

いつでもサポートお待ちしております。凍える荒野を行く旅人の足を前へ進めるのは、いつだって心地の良い熱を持った風だから・・・