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【シドニアの騎士 あいつむぐほし感想】俺はラブコメがダメかもしれない

映画『シドニアの騎士 あいつむぐほし』見てきました。
良すぎて、トートバック買ってしまった。

シドニアの良さについて、死ぬほど語らせてください。そして、一個だけ苦手だったところ言わせてください。

メカの描写超良い

機体の描写、長細いところが長細すぎる!たとえば銃身とかすっごい長いんだけど、すっげぇカッコいい!
敵との距離500kmとかが超接近戦の世界観だし、宇宙空間だから長くても邪魔にならないし、すごい遠くを撃つわけだからライフルと一緒で長いほうが安定するだろうし、そういう想像を掻き立てる!

スクリーンUI&フォント超良い

司令室の戦況分析や各パイロットの状態や機内の残弾数とかの画面表示が全部日本語なんだけど、それに合わせたUI(ユーザーインターフェース)なんだけど、クリアな感じだねー。使われてる日本語のフォントが『東亜重工』フォントっていうんだけど、これとUIがすごくマッチしている。インダストリアルでカッコいい!!地球を離れて1000年後のフォントとしてはベスト!

高速道路の標識・案内とかって高速で過ぎるから、視認性のために、あえて線の多い漢字は適当に線が間引かれてたりするんですよね。その方向に10世紀かけてフォントの変化を経たんだなあとか。妄想しちゃいますね。

敵超カッコいい

正体不明の敵性生命体「ガウナ」ですが、人類を分析している節があって、撃退しても次の戦闘では、こっちの機体をパイロットごとコピーして戦闘に持ち出してくるとか、たまらん設定だよね。

加えて、なぜ人類を襲うのか不明なんだけど「ヘイグス粒子」っていうエネルギーを人類が使うようになり、地球は滅ぼされ、人類は別の惑星への移住を計画するようになったという背景があるんです。(ガウナはヘイグス粒子を探知して攻撃してくる)

この設定がワクワクとまんないよねぇ。人類が「ヘイグス粒子」のテクノロジーを手にするまで進化したら、ガウナが動き出すというスイッチになってるってことで、これって『2001年宇宙の旅』シリーズの月面のモノリスを彷彿とさせるんすよ。月面モノリスの機能は、人類が月面まで到着したら、到達するほど進化したら別のモノリスにアラートを挙げるって機能なんです。何万年も待機する無機物の作る有機的なシステムみたいなロマンがあるんだ。アルンダティ・ロイ。


と、ここまで100点満点中、704億兆点なんですが、、、

俺はラブコメがダメかもしれない

あいつむぐほし、公開からすぐ見に行かなかったです。実は二の足を踏んでました。というのは原作マンガ読んでるので、苦手な部分が全面に出てたらキツイなあという逡巡からでした。結論からいうと苦手な部分はそれほど多くなかった。

苦手な部分というのは、ラブコメパートです。

シドニアのラブコメが苦手というよりは、ラブコメ全般に僕が耐性がないという話です。

シドニアは、硬派な硬派なSF舞台設定とは裏腹に、いや裏腹にというか清涼剤として、日常パートにラブコメがあるんですが、ちょっと僕には、こっ恥ずかしすぎて、劇場内でギィ……とか言ってました。マスクしててよかった。

救われたのは、原作マンガの日常パートは、実はもっとハーレムハーレムしてる(主人公全員にモテる)し、もっともっとクラッシックなラブコメでラッキースケベなんかもあったので、比較的、劇場版は抑え気味でした

それでも戦闘パートはブラックコーヒーなのに、日常パートではMAXコーヒーなのにお砂糖いる?って聞かれる感じではあったなあ。

角砂糖はひとつで大丈夫です!

前作の BLAME! のときは、もっともっと重苦しい雰囲気で硬派なSFで、無糖も無糖のSugarless Girl だったから、シドニア連載開始するときに、二瓶先生、担当さんにもっとガールとか出してとっつきやすくしましょうって言われたりしたんでしょうか。あるいは新天地にチャレンジしようってなったんでしょうか?気になる!(そういえば BLAME!学園 っていうスピンオフみたいなやつがあった気がするな)

やー、皆さんは、ラブコメの耐性ってみんなどこで得たんでしょうか?
まだ耐性がないですね〜。これの(僕の)問題は、基本的には超好きだから人に勧めたいんだけど、ラブコメパートで誤解を生むかもと、たじろいでしまうとこなんだよなー

そんなの些細で、面白いんで、みんな見てください!ぜひ!

あ、そうだ、もう一個いいの言い忘れてました。

音楽超良い

音楽 Capsule じゃ〜ん!


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