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放射状都市の魅力

放射状都市(計画)っていうのは、中央に広場やモニュメントなど街の象徴を配置してそこから外に向かって道路が放射状に伸びているような都市です。百聞は一見にしかずで、リンクのサムネの写真見れば一発ですね。

紀元前から世界中にあるらしい

どうも紀元前からあるらしいです。
というか、十分に広い平地に都市を作るなら、必然、放射状の街になる気がするんだよね。

ひとつの井戸を掘ったとして、みんなが最短距離の位置から、それぞれ家を建てれば、円形状に家が立ち並び、井戸に向かう道は必然放射状になるだろうな、と。

現代社会においてはどうなんだ

踏まえて、放射状都市って、古代・中世においては珍しくないんだろうなあと思うんですが、時代が下って、人口過密な現代においては面積的に非効率な気がしちゃうんだわ。

効率を求めたら、バルセロナみたいに格子状に街を組む方が良さそうじゃん

Eixample

バルセロナ

見た目が美しいといっても、鳥の目で見て美しいってだけで、蟻の目としてはピンとこないだろうし。

その非効率な街の形が、採用されてる理由は、歴史やモニュメンタルなものが現代の都市生活者にとってすら大切だということなんだろう。そういうところ。街っていうでっかいものがロジックだけでは押し切られないところに魅力を感じるんですわ。


さんざん放射状都市は、非効率っていったんですが、ひとつ現代社会で強い効率があって、それがラウンダバウトです。

ラウンダバウトは円形の道路で交差点より車両を効率的に各道へ振り分けられるところです。信号機もいらないし、交差点なら五叉路以上になったときにはめっちゃ複雑になるけど、ラウンダバウトは分岐が増えても複雑にならないのです。

面白いよね放射状都市。


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