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002 発達障害と診断されるまで

どうもつむりんです!
さあ本格的にやって行きますよ!
今回はなかなかの長文です。
以前某サイトに投稿して掲載頂いたテキストをnoteに再編集してお届けします。
では健闘を祈る。

就職〜転職

私は35歳の時にADHDと診断されました。
おかしいと感じたのは、今の職場に就職をしてからのこと。
元々私は人とお話をするのが大好きな人間でした。
加えて車が大好きだったこともあり、
話すこと+車に携わる仕事=ディーラーの営業だ!
という図式が思い浮かび、地元の某ディーラーに就職し、営業として配属されました。
しかし、その当時は休みが月に3日しかないなどの激務ということもあり、体調を崩すこともありました。
数年経過したのち、大学時代の先輩が勤務している会社に欠員が出るとのことで、
日頃の激務を聞いていた先輩が私を慮り、今の会社を紹介され、現在もそこに勤務しております。

前述の通り、人前で話すことに何の躊躇もない性格だったので、ハキハキした挨拶など、
第一印象「だけ」は完璧でした。

感じはじめた違和感

研修期間を経て遂に自分にも担当のお客様が付いたころ、自分の中に潜んでいた特性がムクムクと湧き上がってきました。

・見積の回答が滞る
・平気でお客様からの希望納期を過ぎる
・社内外の提出書類の期限を守れない
・社用車の中が汚い
・社内のデスクが乱れている

最もひどいときは、発注してから納入するまで2か月かかる製品を、納入日当日まで手配していなかったこともありました。
これまでは周囲のスタッフがなんとかカバーしてくれていましたが、あまりにも高頻度でお客様からのクレームが舞い込む状況に、ついにスタッフが私の仕事を一切手伝ってくれなくなりました。
その都度、上司からは当然のごとく叱責の嵐。
ひどいときには朝礼後の営業ミーティングで、毎日毎日1か月連続で叱責を受け続けてきました。

人間、否定の言葉を浴び続けるとどうなるか。
自分に存在価値を見出せなくなり、いっそのこといなくなったほうが良いのではないかという思考に陥ります。
一度帰宅途中に、赤信号で停止している車両に突っ込もうとしたこともありました。

つむりん、発達障害を知る

ある時、「仕事 ミス 先延ばし」などのワードで検索したところ、
ADHDという単語を目にすることになりました。
ADHDのチェックリストがあり、それを試したところ…

あなたはADHDの可能性が高いです


この結果を確認し居ても立っても居られず、仕事終わりにすぐメンタルクリニックの門をたたきました。

診断の結果、不注意優勢型のADHDと診断。
薬(コンサータやストラテラ)を服用しながら仕事をするようになりました。

ちなみに現在は服薬を辞めております。
というのも、期待したほどの効果が得られなかったこと、そして副作用(気持ち悪さなど)が強かった(特にストラテラ)ことが原因です。
ですが、こうした薬が命綱になる当事者の方もいらっしゃるので、薬の存在を否定はしません。あくまで私が合わなかったと言うだけの話です。

発達障害の生きづらさ


私は、ADHDの特性で苦しんでいることを説明するたびに、このような言葉を聞きます。

「そんなの誰だってあることだ」
「普通はそんなことないぞ」
「お前はADHDに甘えてるんじゃないか?」

こうした言葉を耳にする度に、心が引き裂かれるほどつらい思いを抱きます。

そして、そういった方々にはこのようにお返しします。

「あなた、今メガネかけてますよね?」
「じゃあ一度メガネを外してください」
「その状態で私の持ってるスマホの画面を見てください。何が映っていますか?」

「えっ?見えない?なんで見えないんですか?」
「普通はこんなの見えて当たり前ですよ?」
「目が悪い?そう言って言い訳するんですか?」
「視力が低いってことに甘えてるんじゃないんですか?」
「もっと真剣に見ようとする気持ちが足りないんじゃないですか?」


ADHD持ちが説教を受ける心境は大体これで疑似体験していただけます。

とはいえ、やはり発達障害に対しての理解はまだ十分に得られていないのが現状です。
常日頃、自らに対して否定の言葉のシャワーを浴びる毎日が続いています。


自分は発達障害じゃないか?と思っている方に

自分が発達障害だと知るのは早ければ早いほど良いと思っています。
正直自分の特性にもっと早く気づいていたら、営業なんて仕事は選びませんでした。
営業は、人前で話すことなどは「十分条件」に過ぎません。
納期管理、顧客管理、スケジュール管理・・・とにかく「管理」というものさえ完璧であれば
どんな人でもトップ営業マンになれます。

「管理」はADHDである私が最も不得手にしていること。
なまじ人前で流ちょうなプレゼンを実行したりしていると、お客様から「この人はできる営業マンだ」と認識され、管理不足で納期遅延を発生させて、お客様からの信頼を著しく低下させる・・・。
私はこの無限ループです。自分の特性を早く知ること。それは仕事を探すうえで最も重要な事項だと考えます。
向き不向きというものは誰しもありますが、ADHDの場合は極端にそれが出ます。

自分は何が得意なのか
何が不得手なのか

これは理解するのが早ければ早いほど、今後の人生をよりよくする可能性が高まります。
私自身は・・・大学生時代に自分の特性に気づいていたらなぁ・・・と激しく後悔しています。
もっと広く発達障害を持っている方々が抱く苦しみが理解され、みんなが笑顔で過ごせる日々が来ることを切望しております。

長文、乱文ご容赦くださいませ。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!!

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