見出し画像

夫婦のLINEやりとり

お昼休みになると妻からLINEが来る。お昼ご飯を食べながら妻とコミュニケーションをとるわけだ。妻とのコミュニケーションはもはやLINEでのやり取りが主であり、実際に対面して話そうとすると目を見るのもはばかられるし、どうやら話す話題もそこまでないことに気づいてきた。

「今日暑いし、蒸してるね。だるいわ」というメッセージ確かに今日は暑いし蒸してるかはわからないけれど仕事行ってるとだるくなるよね。と返して一週間くらい休みほしいよね。と返しておいた。数分経って帰ってきた返事はたわいもないような返事だが妻の人柄を表している返事だと思う。

「月単位でほしいわ」月単位で休みが欲しい。それくらいだるいし仕事したくない。仕事よりも自分のしたいことをしたい!という気持ちがある文面だった。

この「週単位」で欲しいということから「月単位」でほしいという回答には少しのボキャブラリーを感じる方も実は多いのではないだろうか。そう、妻はほのかにボキャブラリーを持っている。たわいもない会話の中でほのかにくすっと笑えるような言葉のキャッチボールをこなすことができるのだ。

自分はどちらかというと「オウム返し」派である。「今日暑いね」という言葉に「本当だね」とか「暑いね」とかいう同意のみを示す返事が多いと自分でも思う。もう少し気の利いた返事で相手がくすっと笑えるような文面なり言葉がけなりができないものかと10代のころから思っている。

それに対して努力をしたこともないけれど、何年も思い続けている少しのボキャブラリーへのあこがれ。どうしたら面白い人になれるのかなと考える毎日。

それでも40歳を迎えるとこのままでもいいかなという気持ちと、子どもの保護者同士で雑談をする機会がある場合、軽く雑談できるくらいの話はできればいいなと思うわけです。そんな雑談は妻は得意。

いつか、妻になんでそんなに雑談できるのかと聞いたことがあったが、「そんなに親しいわけでもないんだからテキトーに答えてるだけだよ」といていたがそのテキトーができなくてこっちは困ってるんだよ。テキトーって具体的にどうすればいいんだよ。とテキトーではない返しをしてしまうまじめな自分。

5000万くらい資産があれば月単位で休んでも大丈夫だよね!とLINEの返信を返しておいたが、にじみ出る現実感。適当ではない現実を感じる文面。どこに自分のボキャブラリーは置いてきたのか。

このまま夫婦のLINEは続くのか。

はたまた、結婚生活は続くのか。

ではでは。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?