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英語の気持ち 009

戦後何十年たっても、日本人は英語がうまくならないとか、様々な英語教育につぃての議論がなされていますが、かつての渡部昇一と平泉渉の論争も昔日の感があります。何か自虐史観と同じようなメンタリティーで、日本人の英語力を論じているような気がしてなりません。

現在の日本は、まだ経済的に三~四位なので、世界の大国の一つであることは間違いありません。どうも日本の政治家、マスコミは日本を大国と思いたくないのでしょうか。そのほうが世界に責任を負わず、そこそこの責任でお茶を濁したいのかもしれません。まあ、楽ですからね。

日本は文化的にも歴史的にも経済的にも大国だと思います。何しろ海外文献の数多くは、日本語に翻訳されており、日本語で情報、知識を習得できること自体が、日本文化の厚みを象徴しているのではないでしょうか。ですから、英語を必死に勉強しないと知識を習得できない国々とは訳が違うのです。

あまり言いたくないのですが、現代の中国人は、過去の中国の歴史は読めません。毛沢東が簡体字にしてしまったからです。それは韓国も似たようなものです。しかも実は、彼らは日本の英語教材を勝手に自国語のテキストにして、平然としていると云われてます。日本人は、ホントお人好しですね。それはさておき、アジア・アフリカなどの英語力が高い国々では、実は自国語で吸収できる知識群の層が厚くはないという実態を知っておくべきではないかと思います。

ということで、日本人が英語を習得するモチベーションが高くならない理由の一つを知った上で、それでも英語を学習し続け、もっと日本の情報や知識を英語で発信していこうと考えていきたいものですね。

改訂英作文の栞から、#464 Can you make yourself understood in English? がありますが、これはあたしの耳にはとても痛いセンテンスなんです。

#294 He did not speak English so well as he usually does. これなんか、親友が、スピーチが上手くいかなかった仲間を元気付けるために言っているような気がします。有難い親友じゃないですか。でも残念ながら、その人の実力がそれほどないというのが実態なんじゃないでしょうかね?でもこういう言い方ができる性格になりたいとしみじみ感じる今日この頃であります。では、また!

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