見出し画像

漫画「不浄を拭う人」を読んでいる

漫画アプリの広告で
たまたま見かけたこちらの作品


特殊清掃員のお話だ。

ひかれるものがあり
今読み進めている。

「不浄を拭うひと」。


まだ全部読めてないけど、素晴らしい作品。

一番最初に感じたのは、
生物である人間、
そして他の生物もそうなんだろうけど、

なくなるとそうやって分解されていくのか、
ということを淡々と知ることができる。


それは、「普通に」生きていたら
なかなか触れることのできない部分で、

病院で亡くなったり、
家でも家族に看取られて亡くなった場合には、
そこまでの状態に触れることはないだろう。


それをただただグロテスク、
目を覆いたくなるもの、としないで、
それが私たちの身体で、
地球上の生物の形態。




また、この作品では、
故人の「死に様」=「生き様」も見れて、
それぞれの人たちの人生を感じられる。

それぞれの人が、
どのような思いでこの地球で生き、
どのような思いで肉体を脱いだのか。


苦しみが多かったのかな、っという人や、
自分なりの楽しみを生きていたっぽいけど、
”突然死”のような形だった人 etc…



簡単にできるお仕事ではないけれど、
そこからのリアリティを伝えてくださることで、
現代の生活では隠されがちである生死を、
命を直視する機会を
バーチャルではあるけれど与えてもらえる作品。
とても貴重だと思う。


そして、
人間も地球という大きな惑星の新陳代謝の一部。

本来なら体の構成物は地球にお返しするもの。
野生生物のように土と乖離していなければ、
捕食者にとらわれたり、土に還ったりする
自然の摂理に組み込まれていくのだが、

「家」のお陰でなかなかそうもいかないけれども。


だからこその、このお仕事があるんだな。



この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?