謎の緑の粉・・・お肌は絶対にこすってはいけない

「お肌をこすってはいけない」はスキンケアの常識

スキンケアの際、お肌をこすってはいけないというのは、常識ですよね。

お肌にはなるべく触らない。
洗顔の後、タオルで拭くのもダメ・と言っている美容家さんもいるほどです。

だから、こするなどというのは論外。

でも、「この製品だけは特別。こすって使うものです。お肌がとってもキレイになります」と言われたら、そのように使ってみますか？

私はバカ正直に言われた通りにやったら、顔中に吹き出物が出てモンスターのように顔が腫れあがってしまいました！

お肌をこするのは絶対ダメですが、世の中には例外があるのかも・・・？

謎の緑の粉の正体と、なぜ肌をこするのか？

それは私が３７歳だった時です。
アロマを習っていたお教室の仲間が、その緑の粉の美容法の情報を仕入れてきました。

ある地方都市のある”すごい先生”が開発したもので、

・まだ世の中に広める前で、極限られた人だけが使える
・お肌がとにかくキレイになる
・アトピーの子が使って治った

というので興味深々。
その美容法を、私もやってみることにしました。
特にお肌のトラブルがあったわけではないのですが、キレイになること貪欲でした。

その緑の粉の美容法は、まだ世に出る前の段階だったらしく、まだ名前がありませんでした。

そのすごい先生が東京に来る日にホテルの一室で数名集まり、説明会がありました。

洗面所を使って、洗顔のレクチャーがありまして、
数名の人が代わる代わるやっていました。

特別な緑の粉を水と混ぜて、顔をゴシゴシやるとのこと。

・・・え？ゴシゴシやっていいの？と戸惑いましたが、
ゴシゴシやるんです・と。

実行している皆さんを見ると、さすがにお肌がとてもキレイなんですね。
なので、私もやってみました。
顔を濡らして、その緑の粉とお水でゴシゴシゴシゴシ。

何か・・・やっぱり嫌だなと思いながらも、
キレイになるんだったらしょうがない。ゴシゴシゴシゴシ。

お肌が赤くなってヒリヒリするようなことはありませんでした。
一人一人、先生からコメントをもらい、
緑の粉の料金をお支払いして帰りました。

何故こするのかというと、その緑の粉の成分を、お肌に入れるためなのでしょう。

緑の粉の成分は？

ずいぶん昔のことなのでよく覚えていないのですが、
その緑の粉の成分は「クロレラ」由来のものだったかもしれません。

クロレラなら、体に良いものだと認識していたので、すぐに信用した気がします。

お肌にこすって入れる件ですが、
２～３か月使っているという人のやり方を見ると、緑の粉を使って洗顔する際、結構激しくゴシゴシやってました。

「家でやるときは、入浴時に、湯船に浸かって２００回ゴシゴシこする」と教えられたので、私は言われた通り、素直に実行しました。

ですが・・・

やってる最中に、顔がヒリヒリしてきました。
でも200回と言われたので、赤くなってヒリヒリして痛かったけど、200回までやりました。

ヤッター！これでキレイになれる！と思ったのですが、
次の朝、顔中に赤いブツブツが出来ました。

あれ～？と思っていたら、顔がブワーっと腫れあがっていき、モンスターのようになってしまいました。

恥ずかしくて誰にも顔を見せられないほどでした。

当時、新婚だったのですが、こんな顔になってしまい、主人に申し訳なくなりました。
一生このままだったらどうしよう・・・と悲しくて泣きました。

その美容法を実行している人に相談しましたら、使うのを止めてくださいとだけ言われただけでした。（そりゃ、そうですよね・・・）

何でも真に受けて、やりすぎてしまう自分に反省して、
あとはただひたすら泣き暮らしました。

しばらくの間お肌になるべく触らず放置したら、幸運なことに３～４日で少しずつ良くなってきて、1週間後にはすっかり元に戻ったので良かったですが、あれは恐怖体験でした。

二度とあんなことはしないと誓いました。

お肌をこすって有効成分が入る美容法は、実在するのか？

実際、その美容法でアトピーが治った子や、お肌がキレイになった人もいるので全否定はしませんが、やり方を間違うと、とても危険です。

私の場合、力の入れ方が強すぎたのかもしれません。

それにしても、ヒリヒリして痛くなった時点で止めるべきでした。
（バカ正直な性格が、災いしました）

グリーンピールという、ドイツ生まれのハーブトリートメントがあります。
こちらも緑の成分をリンパに沿って、お肌に入れ込んでいきますが、
資格を持った施術者が、お客様のお肌に対してやさしく、あくまでもやさしくお肌に刷り込んでいくものです。
（お客さまの顔を、傷つけたら大変ですからね）

※ 上の写真は、グリーンピールです。

この緑の粉は、さしずめ日本生まれのハーブトリートメントというところだったのでしょうか。

それにしても、やはりお肌はこすらないのがベストでしょう。

お肌を甘やかさないことは大事ですが、厳しくしすぎてはいけません。

強く引っ張ったりするのも良くないので、自分でマッサージなどする場合、本当に正しい知識が必要です。