見出し画像

洞窟をようやく抜けた。前編。

こんにちは。 rioです。苦しんだ末にようやく就職活動を終えることができました。その就活の振り返りをこれから何回にわたって続くかわからないけど、書いていこうと思います。

不安とともにスタート。


留学から帰ってきてから、およそ半年弱。5ヶ月位だったかなと思う。インターンも参加できてないし、スタートも遅かった。周囲に比べるとだいぶ遅れをとっている中で、少し不安はあった。けど、自分がやってきた事は間違っていないし、必ず社会においても役立つと信じていた。だから自信はあった。最初は、友人や就活センターを全部頼って進めた。わからないことはわからないから仕方ない。休学していたから同期の友達はみんなもう就活を終えていた。だからみんなに聞けたし、ほんとに助かった。彼らにほんとに感謝。留学先でもそうだが、日本でも人のぬくもりやつながりの大切さに気づかされた。




就活の軸が定まらない。

 多くのみんながそうであるように、私も就活の軸なんてものはなかった。私は人生において生き方は2つあると思う。山登り型と川下り型だ。山登り型は大きな目標に対して、そこから逆算して今の行動を決めていく形。一方で、川下り型は目の前のことをこなし、がんばっていくスタイルだ。私はどちらかと言うと後者だった。もちろん10年間やってきた野球では、山登り型だった。甲子園出場、プロ野球選手。こういった目標に向けて成果が逆算して何をすべきか考え、毎日練習していた。でも、それ以降はずっと川下り型だ。野球を失った私は次は何をしようかと大学生活でずっと悩んでいた。でも何かしないとそれは見つからない。行動でしか見つけることはできない。仮にカレーが好きだったとしても、カレーに出会ってなければカレーを好きだって事はわからない。そしてそのカレーに出会うためには、たくさんの食事を料理を試す必要がある。それと同じ原理だ。




仮の軸を設定。

 それでもとりあえずは軸を決めないと前に進めないし、効率が悪いと思った。だから、仮の軸を定めた。留学や一人旅、野球をやってきた中で、何が大切だったかなぁとか、次どんな社会になっていて欲しいかなぁとか、どんな人が増えて欲しいなぁとか。暫定から考えた。
抽象度が高い所で言うと、2つの面から考えた。
①世界がどうなって欲しいか。
②自分がどう働きたいか、どんなキャリアを描きたいか、どんな社会人になりたいか。どんな長所を生かしたいか。

つまり、どんな社会を作りたいか。どんな人間になりたいか。この2つだったかなと思う。
その中で、導き出した結論は、①挑戦溢れる社会②どんな環境でも戦える社会人。この2つだ。この2つの観点から、業界を選定した。
結論から言うと、3つの業界に絞った。食品メーカー、商社、IT。それぞれの理由は以下だ。

食品業界

食品業界の志望理由は見てわかると思うが、どんな社会を作りたいかがメインの志望だったかなと思う。

大きくは3つだ。
1つ目。日本の食文化は美しく独特なものであるからそれを後世に伝えていきたい。
2つ目。食と言う土台を支えることで、人の挑戦を後押ししたい。
3つ目。人とのつながりを作りたい。

1つ目に関しては、留学先での経験が1番大きい。日本の食品、食文化って日本独自のもので、独特のもの。これはずっと続けていきたいし、続いて欲しいなって思った。

2つ目に関しては、旅や野球を行ってきた経験から、やっぱり食って人の土台を作ってるし、土台があるからこそ、次の自己実現であったり、挑戦ができるんじゃないかなと思った。土台を支えることで、次の人たちの挑戦を後押ししたい。そんなふうに考えた。

3つ目に関しては、留学先での経験がやはり1番影響してるんじゃないかなと思う。留学先で友達を作るにあたって、お酒を飲みに行ったり、ご飯を食べに行ったりした。もちろん人によってはスポーツをやったり旅行したりする人もいたけど、結局一番そういった接点が作れるところって食事やお酒の場だって言うふうに感じた。だから、食品を通してつながりを作りたいって思った。

商社業界

大きくは2つだ。
1つ目。食品業界の志望理由とも被るが、資源が少なく輸入に頼っている日本において、サプライチェーンは非常に大切であり、そういった社会の基盤を支えることで挑戦を後押ししたいと思った。
2つ目。海外と接点の多い商社業界なら、自分の英語力を使えるし、英語を使って仕事をしたいとも思っていた。

1つ目に関しては、食品業界とほぼ同じだ。世界では、まだインフラが整ってない場所がまだまだ存在する。そういったところのインフラ整備することで、次に何がしたいかとか、そういったところの自己実現ができるような社会にしたかった。

2つ目に関しては、留学での経験を活かしたいと思ったからだ。英語をせっかく学んだのだから英語を使いたいと思ったし、英語を話して海外の人とコミュニケーション取るのが楽しいと思ってた。実際今も楽しいと思ってる。だから商社だったらそういった接点がたくさん作れるし、生かせるんじゃないかなとも思った。


IT業界

大きくは3つだ。
1つ目。ITを使って豊かな社会を作りたいと思ったから。
2つ目。海外と関わるプロジェクトが多く、自分の英語を生かせると思ったから。
3つ目。ITの需要は、これからもまだまだ増すと思っているし、ITが使えないと希少な人材になれない。どんな環境でも戦える人間にはなれない。そう思ったから。

1つ目に関しては、留学先での経験からだ。オーストラリアはキャッシュレス決済が主流かつ、銀行間での送金がスムーズで非常に便利だった。友人同士でも、簡単にお金を送れるから、レストランとかの支払いも非常にスムーズだった。また私は現地でアルバイトをしていたけど、あらゆるものがITで解決されていた。在庫管理はもちろん勤怠管理、売り上げ予測等。日本では感じたことのない技術が使われていて、ITってすごいんだなって思った。実際給料が高かったのはもちろん物価との関係もあると思うんだけど、ITによる効率化の部分が人間に還元されてるんじゃないかなと思った部分もあった。

2つ目も留学で培った英語を使って仕事がしたいと思ったからだ。英語を話せれば、世界の多くの人と仕事ができるし、そんな風な働き方をしたいと思ってる。また、ずっと日本に住んでるつもりはなくて、その時々に応じて自分の好きな国に住める、そんな自分でいたい。そうなったときに、英語って1つの大きな道具になるんじゃないかなと思ってる。

3つ目は日本に帰ってきてからずっと思ってる。IT人材が非常に少ないんじゃないかなって思った。消費者側、つまり提供されたサービスを使う人は多いけど、システム構築する人が少ないんじゃないかなって感じた。実際少し今勉強してるけどすごく難しい。非常に複雑で勉強たくさんしないと追いつけないし使えるようにはならないんだと思う。でもだからこそ、労働市場と言うマーケットにおいて、希少価値の高い人材になれると思うし、ITを使って、仕事ができればどこでも仕事ができる。つまり住む場所も自由に選べる。

こんな理由から3つの業界に絞って食活動を始めた。ここから学地下を考え、自己PRを考え、志望動機を考え、エントリーに移る。こんな感じでスタートしていった。ここからは後編で書こうと思う。後編も怒涛の日々だった。

今日は、この辺で。rio。



この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?