舞台「憂国のモリアーティ」②


はい、ということでまさかの2記事目!
もうなんかさ、堅っ苦しい語り口で書くの飽きちゃったし読んでる方も楽しくないだろうからやめてもいい!?やめるね!!!!!ってことでいきなりフランクです。どちらかというと本来の姿はこちらです。


てなわけでまた語っていきたいのだけど、ぶっちゃけ見切り発車すぎてどうしようって気持ちです(まとめてから出直してこい)

なんといっても上演時間3時間の作品だからさ…まとめるには辛いものがあるってもんよ…笑


なので、急遽お一人ずつを語ってみよう企画をばばんとしてみたいと思います!語り出したら止まらないくらい皆さまのお芝居を楽しんだので!きっとできる!!
ということで、荒牧さんは最後に回して…順番にやってみます!


○アルバート・ジェームズ・モリアーティ役:瀬戸祐介さん

まずはこの方!アルバート兄さん!
とにもかくにも、まず声を大にして言いたいのは「瀬戸さんのアルバートは最高!」ってことです!びっくりするくらい個人的な意見ですねすみません!(これまでも個人的な意見しかなくない?)

あの"胡散臭い"表情と台詞回し!皮肉がたっぷりと込められた表情でにっこりと笑ったり、ピクリと動かす眉が物語る冷たさと怖さ…まったく末恐ろしい男だよ。(何目線?)
「汚くて気持ち悪い。」そんな風に思い悩む少年の面影はいったい何処へやら!笑

もうとにかく終始怖いんですよね。アルバートの権威というか。それは帝国軍に従軍した時間が育てたものなのか、はたまた家督を継いで目の当たりにしてきた"何か"が育てたものなのか。
誰にも物を言わせない"ただならぬ何か"を感じる。

ダブリン男爵に罰を与える犯罪の舞台を、何食わぬ顔で飄々と俯瞰していたのが印象的。
そんな怖さをまざまざと見せつけてくる瀬戸さんのアルバートがとても、私は好きでした。


○ルイス・ジェームズ・モリアーティ役:糸川耀士郎さん

ようじろうくんのルイス…あんなに笑いをふっかけられながらも一切笑わないのすごすぎない!?←
街でのモリアーティ家の評価が上がった時に人々の話に耳を傾けて歩きながら、眼鏡を押し上げつつふっと笑うところ、好きだったなあ…
ルイス…優しい笑顔できるじゃん!って!笑

あとはアレだよね、ウィリアム兄さん大好きだからさ!拗ねるところ可愛いよね!笑

「世界が良くなることは良いことです。ですがその世界にウィリアム兄さんが居ないのなら、僕には何の価値もありません。」

この台詞がとても好きで、回を重ねる毎にだんだんと言い方もなんだか変わった気がして…このシーンはどんどん好きになった印象がありました^^

原作を読んだ時からルイスはウィリアムのことになると我を失うところがある印象があって。
とりあえず兄さんの脅威になるものは何としてでも自分が排除してやる、みたいなイメージだったのだけど、人狩りの時に「兄さんのために上手く焼けた、それだけです。」って真顔で言い放つところは本当に末恐ろしいやつだなお前は!!って肝が冷える思いだったし笑、何よりも"そのくりっとした大きな瞳を見開いて言うの怖すぎだからやめてー!!"って気持ちがまた楽しかった!笑

ルイスの心に秘める狂気的な部分をどことなく感じた気がしました…思い出しただけでも震える。笑


○セバスチャン・モラン役:君沢ユウキさん

君沢さんのモラン!脚なっが!!笑笑
それゆえにアクションが映えて、モランすっごく似合うなあ…!!って感動してしまった!

君沢さんのセリフの間と抑揚が好き。
「待ちくたびれたぜ…ウィリアム!」とか「セバスチャン・モランは死んだ。お前が見たのは…死神だ。」とか!
フリーダの話を聞かせてくれと言う時の「墓参りみてぇなもんだよ。」の言い方が優しいのも好き。
でもでも、やっぱり「今夜は俺の夜だな。」が1番かな〜〜!!笑
そんなキザな台詞が似合うなんて何事!?って混乱しますカッコよすぎか…(落ち着いて)

ダドリーを踊らせるところは下から見上げて見えてはいけないものが見えないかヒヤヒヤしてました。いや、見ないようにしてたの間違い?←

そしていつも面白い日替わりを本当にありがとうございました…今日はどんな風に笑わせてくるのかなってワクワクでした笑



○フレッド・ポーロック役:設楽銀河さん

ぎんがくん!声が可愛い!!(えっ)
フレッドの少しの幼さや拙さのようなものが等身大に表現されていて、とってもフレッドだな〜って思った印象!!

フレッドはね、なんと言ってもフリーダの変装だよね!笑  柔らかな動き、とっても素敵だった〜!!
ひとつ印象的だったのが、ダドリーの動きに合わせて一緒に"踊り狂う"シーンからの、フリーダのお墓にお花を供えるシーン。
早替えだからか、何回かお墓のシーンで「フレッドが…おらんな…??」ってなったけど笑(後ろで佇んでた時もあったなあ!)、東京公演最後の辺りからはちゃんと間に合わせてたから!その間にも色々な試行錯誤があったのかな〜??と勝手な憶測失礼しますよ〜!(言うだけタダだと思って好き勝手に)

そんでもって、挨拶の時にしてた「設楽銀河の自己紹介ソング」めっちゃ好きでした笑笑


○ジョン・H・ワトソン役:松井勇歩さん

ワトソーン!!!荒牧さんと北村さん曰く「最強の飛び道具」!!ハドソンさんと名前似すぎてて間違えてごめんな!(間違えるな)

もうワトソン大好きなんだけど!!笑
彼はね、「一生懸命になればなるほどボケになる」振る舞いが大好きすぎる!!(さらっとひどい←)

"放火した後"のシャーロックとの掛け合いで、いっつも北村さんの捲し立てにタジタジになっちゃう松井さんほんと好きでした笑(それも演技!?)
えっえっ、ってなっちゃって、そうこうしてるうちにアイリーン出てきちゃって「ホラ、早く行けよ!」って言われちゃう笑

ボケの入れ方が上手いんだよなあ…笑
二階を爆破する時の下手くそな芝居も、機密文書をシャーロックから奪おうとする時の"糸くずを取る仕草"も、ツボにはまりすぎてやばかった。そうくるんだ!って!笑笑
あとこれはボケではないと思うのだけれども、オープニングでバナナをキメ顔で構えるのやめてください!面白すぎて今思い出しても笑い転げるんで!笑笑

振る舞いのひとつひとつが、どこか抜けたところのある天然さをもつワトソンさんそのもののような感じがして、この作品中で3本の指に入るくらいには松井さんのワトソン大好きでした!


○ミス・ハドソン役:野本ほたるさん

ハドソンさんも大好きなんだなあ〜〜!!!
表情豊かで感情が真っ直ぐに伝わってくるハドソンさん、私自身がそんなに「自分」を素直に表現できない人間だから、なおさら眩しく見えちゃうのかもな…って思ったり。

野本さんがまた華奢で目が大きくて!瞳をくりっとさせて相手を見るのが本当にハドソンさんだった…可愛かった…泣泣

そんで「"ミセス"・アドラー????」の言い方よ!!あの言い方が大好き!!!
その後のアイリーンを褒めるところは、毎回どんな褒め言葉くるのかなってワクワクしてて!笑
大千秋楽の「尊い〜〜〜!!!!!」が大好きすぎてもうほんとむり好き!!って感じで、思わず私も拍手しました笑


○アイリーン・アドラー役:立道梨緒奈さん

アイリーン!!!!私の大好きな!!!アイリーン!!!!(落ち着いて)
もうほんっっっとに美しすぎてありがとうございますとしか…本当に「尊い〜〜!!!」の一言に尽きます笑

セクシーな表情と気品漂う振る舞い、そしてその強かさは、様々な"不条理"に揉まれて身につけていったものなのかな…そんな強かさが本当に大好きなんだなあ、、

立道さん本当にスタイルが素晴らしくて、ドレスも男装も似合うって何事です!?
私もあんな綺麗な人に後ろからぎゅってされたい…シャーロックそこ代わってくれ…!!笑

ハドソンさんのことを「優しい人ね」って言う声がどことなく切ない感じなのが好き。なんだか胸がぎゅっとなる。
終盤にウィリアムを初めて目にした時に、恐れおののいた様子でしゃがんで「私の命は、貴方のもの」って言うところも好きだったなあ〜!!
それをうけて、やっぱりウィリアムを絶対的支配者たらしめているのは周りの人々でもあるのかな…ってちょっと思った。彼のただならぬ雰囲気が1番なのだろうけれど!

それから原作で大好きなシーン!鏡を見ながらルージュをひくところ…!!!あのシーンがあって本当に感動してしまった…ありがとうございます!!
「嘘にはリアリティが必要よねぇ?」って挑発的に言う強かな声もほんと好き!どれも全部好き!笑

やっぱり私はアイリーンが憧れだし大好きだなって改めて思いましたまる。笑


○マイクロフト・ホームズ役:早乙女じょうじさん

マイクロフトさんってこんなにおちゃめだったっけ…??笑
やっぱりシャーロックと戦うところ(戯れるところ?)が好きだな〜!どんだけシャーロック負けてんねんっ!!ってつっこみたくなるのも楽しい!笑

すごい余談すぎるのだけど、一時期北村さんのおでこにニキビできてるな…って時があって笑、マイクロフトさんがシャーロックのおでこに指を当てるシーンがあるものだから、そこは避けてあげて…!!!って変な心配をしていた思い出ある笑

"綺麗なクイーンズイングリッシュ"を話すその語り口がやっぱり気品あふれる感じだなあって印象…!!
マイクロフトさんの台詞って全体的に堅苦しいから、喋るの絶対大変だったと思う…アイリーンの説明台詞とか特に!!

ご挨拶の時は早乙女さんめちゃ面白かった印象で、マイクロフトやりつつもボケとか入れたかったのかな〜なんて思いました笑


○シャーロック・ホームズ役:北村諒さん

シャーロック!!原作を読んだ上でビジュアルを見てみると、あまりにも"小綺麗"なシャーロックだな〜って思ったのが本音だけれど笑、きたむーさんだからね!うん!!って完結しました笑(それが悪いと言いたいわけではない!断じて!)
いやほんと…なんであんなにお顔が綺麗なんだ…???????

でも蓋を開けてみると、シャーロックの"ガラの悪い"表情と声がすごいしっくりきて…あんた、シャーロックだよ……って謎の納得をして(上から目線みたいになってごめんなさい)(表現上の言葉のあやです許して)、↑の自分を殴りたくなりました。す、すみませんでしたあ!(土下座)

シャーロックは自由に遊びを入れられるような役どころでもあるかなあって思ったのもあって!現にワトソンさんと一緒に客席を沸かせてくださって本当に楽しかった!
アイリーンに「腹の底が全く見えねぇ!」って言うところでヘンテコな動きしてたのとか本当に面白すぎてダメでした笑笑 きたむーさんってあんな動きするんだ……って思った驚きも相まってね!(きたむーさんをなんだと思ってる?)

シャーロック関連でいっこすごいコアなところで好きなところがあって!依頼の手紙の人物が来るところ!
懐中時計を見て時刻を確認した後に、階段を登って扉を開けると丁度ハドソンさんが「お客様よ」って言うところ…
個人的に、えっ表現細かい!!って思っちゃった…そういう演出好きです笑笑

配信の特典でも仰っていたけれど、今回はウィリアムとの直接対決がなかったからね…おふたりの掛け合いを観てみたかったなあ〜というのが本音!!
ウィリアムが笑顔でシャーロックを伺いつつ、シャーロックもウィリアムを心の中で疑ったりしてて…そんなピリつくシーンをおふたりの芝居で観たかったな…そんなわだかまりが私もあります。
次回作!!!ぜひ!!!!お願いします!!!!!


ということで、ウィリアム以外書いてみました〜!メインキャストさんのみになってしまってごめんなさい…
語らずとも、舞台上の皆さんひとりひとりをきちんと拝見していました。ミシェルさんすごく大好きだったよう!!
力尽きた私を許してくれ…という思いで今回はここで締めくくります。

*ここまでお付き合いいただきありがとうございました*

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