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MANKAI STAGE 『A3!』 〜WINTER 2021〜



心の距離も、それぞれの距離も

"心地よさの尺度"を知っていて

それが言い訳だと気づいたとき

"近くにいる"ことの温かさを知った



***



かなり遅くなってしまいましたが!

エーステ冬組単独公演 再演 無事の終了、誠におめでとうございました!!


昨年中止になって延期になった公演だったけれど、劇場に観に行けなくて悔しくて悲しくて。

私は本当にエーステで推しさんが演じる姿がいちばん大好きで、だからこそ


これからエーステというこの作品で演じ続ける推しさんを、きちんと心から応援できるかな


実はそんな風に思ったりして、ずっとあの時の気持ちを引きずったままこの先を過ごしていくことが、心から「怖い」って思っていました。


自分でも正直、どうしてここまで冬単を観られなかったことに固執してしまうのか全然分からなかったけれど…
けれどやっぱり、昨年の夏に配信で観た WINTER 2020 で推しさんがとてつもなく輝いていて、素敵すぎて


いちばん会いたかったお芝居に会いに行けなかった


ってつらさが大きくなってしまってた。


今回、そんな想いを払拭する機会をくださって本当に嬉しかったし、心からありがとうと伝えたいです。


紬くん、いや、荒牧さんは「本来ならしなくてもよかった公演をする機会をくださった制作・スタッフの方々に感謝」だと仰っていて

ひとつの作品をつくるのには時間もお金も労力も、それは想像をはるかに超えるほど必要なのだろうと思います。

そんな機会を、この様々な困難の渦巻くご時世の中でご用意くださったこと、本当に感謝すべきことだなあって、その言葉を受けて改めて背筋が伸びる思いでした。

そしてそれと同時に、それはキャストさんたちも一緒なんだよ、って、そう思ったり。


本来だとその期間に別のお仕事や作品に出られるところを、冬単再演の上演に時間をくださったこと

こちらにもたくさん、感謝したいなって思っています^^


エーステって本当にみんなが温かい。

愛にあふれた作品は、観ている方もとても幸せになれるなあって、改めてエーステが大好きになりました!!


たくさんの方に、たくさんの感謝を。
本当に、素敵な時間を過ごすことができました。本当に、心からありがとうございました!



***



さてさて、前置きが長くなるのは得意技だと結構昔に書いたことはありましたが、それはまだ健在のようです☆(要らぬ能力)


ひとくちに今回の冬単再演の感想を言うとしたら、これしか出てきません。



幸せ!大好き!ありがとう!!好き!!!



いや、好き2回言っとるやんっていうツッコミは無しで笑


えらく頭の悪い感想だなって思いますよね。大丈夫です、私もそう思います。



冬組の皆さん、本当に皆さんお芝居とてもお上手すぎるし、それぞれに目を見張るシーンがあるというか。


紬役の荒牧さんは、とにかく細かいところまで表現があって、どんな時も色々な表現でセリフや目の前で起こってることに対するレスポンスがあるところが本当にすごい。

丞役の北園さんは、とてもセリフの"間"が絶妙。特に東と話している時の戸惑いやもどかしさとか、セリフで苦しいほど伝わってくる感覚がすごかった…

密役の植田さんは、何気なく観てしまうのだけど密ってめちゃめちゃ難しいと思うんですよね…普段はゆっくり喋って、でも役になったら動きもセリフも機敏になるし笑
頭の中の切り替え凄すぎるな…って思い返してみたらすごすぎました。

誉役の田中さんは、それはもう誉の独特な雰囲気の作り方がすごいし、誉がふと見せる"人間らしい部分"のお芝居、とても好きだった…何よりも鷺島がかっこよすぎて惚れた。笑

東役の上田さんはもう、しっとりとした東さんの艶やかさがとても美しかった…踊ってる時も座ってる時も東さん。笑 視線の使い方すごく好きでした。東の迷いや戸惑いが込められていた気がしたな…


拙くもひとりずつ、好きなところが思い浮かぶというのはとても幸せなことだなあって思っています^^

冬組はどうしてもいつもしっとりとしてしまうのだけど、最後にみんなで海にドライブに行くシーン、みんなはしゃいでいるのがとても印象的で。

こうやって、はしゃいでお互いの"心の射程圏内"に入れるようになって本当によかった…

なんて、柄にもなくカントクっぽいことを考えてみたりして笑


心を開くことって、本当に難しい。


相手は嫌がるかもしれない

でも自分は歩み寄りたい

悩んでいるなら相談して欲しい


それぞれが様々な経験を経てきたからこそ分かる心情があって、思いやりがある。


大人になりすぎてしまったとしても、信頼してほしいって思う人には全力で心を開いて、

ほら、大丈夫。わたしはあなたを傷つけたりしない

そんな風に白旗を掲げながら近づいていけるような、ある種きちんとした思いやりを持てる人間になりたいなあって、なんだかとても派生しすぎてしまったけれど笑、人との関わり方について改めて考えた時間でもありました。


誰かと、支え、支えられる関係になること。

大変だけれど、とっても素敵だな。

温かい気持ちでいっぱいになりました^^



***



さて!

ちょっとしんみりと訳が分からない流れになってしまったので!いつものように推しさんのお芝居について語って終わります☆



もう何度も言うのだけど、私は荒牧慶彦さんの月岡紬が本当に心から大好きなのです。


久々の荒牧さんの紬くん。

春単ぶりに今回劇場で会えた時、本当に泣きそうになって、もう何も考えられなくなってしまって


本当に、会いたかった。


ただ、それだけでした。


優しい笑顔と佇まい、柔らかな声と、ころころと変わっていく豊かな表情、繊細な心内を現す仕草。

荒牧さんの大好きな表現がいっぱい詰まったお芝居が、変わらずそこにいてくれたこと。本当に心から嬉しかったし、本当に素敵な表現をありがとうって、そんなお芝居を直接受け取れたことがとてつもなく幸せでした。


荒牧さんと紬くんは似ていると思うけれど、違ってもいて(当たり前だけれど笑)、紬くんを演じている中で「ずっとフワフワしてる荒牧さん」を観られるというか笑、紬くん自体が「キャラクター」というよりは「1人の人間」というイメージを受け取る部分が強いので、そう思っちゃうのかな…

でもきっと、紬くんが自分の譲れないところがあるように、荒牧さんも自分の軸はしっかりとしていらっしゃる印象だから、やっぱり似ているところだらけなのかも。笑



好きなところを羅列しようと思うととんでもないことになるけれど笑、まずは1番最初のストリートアクトが終わる時の「以上、MANKAIカンパニーでした〜」って言う時の声がめちゃ高くて可愛いのが好き!「クソババア!」からの変容ぶりがすごい!笑笑


それから誉の歌の時ね、あんなに理不尽に片付けを命じられてるというのに、ニコニコしながら、誉の思考は理解不能〜♪って歌ってるの可愛すぎでしょ…って頭抱えました。笑 


あ、そう!オープニングの時にカントクに語りかけているところ、本当に何度観ても何て言ってるか分からなかった…もう少し近くで観たかった…そしたら分かったかもなのに〜〜!!!悔しい!!
読唇術を習得していなかった私が悪いですね…知りたかった…なんて言ってたんだろう…一生の不覚になりそう。(大袈裟にも程があるだろ)

オープニングの時もね、本当に振り付けの時の手が綺麗なのがとても好き!細くて長い指まで綺麗に使えるだなんて本当に天才だなあ…大好きだなあ。笑


いちばん好きだったのは、やっぱり名探偵有栖川誉の時かな!本当に1番最初に観た時からブレてない。笑

東京公演の最初あたりは、暴走して周りの人間を疑いまくる誉に呆れるというか、悲しむというか、そんな感じでずっと俯いて頭抱えてそっぽ向いてたのに、いつの間にか「紬ワールド」全開にするようになってて笑、いつの間にそんなに「いつものことですから」みたいな顔するようになったの!?好きなんですけど!?!?って頭が混乱しました。好きすぎて。(それはいつものこと)


可愛かったなあ…落ちてる紙吹雪?を拾い上げて、ふぅっ、ってして遊び出すんだもの…おーい?つむちゃーん?目の前のお客さんにはサービスになるし可愛いから何でもいいけれど??って思いながら(紬くんには甘々です、だいすきなので♡笑)、実はそのシーンで他の人がどんな動きしてたかも、誉さんがどんなセリフを喋っていたかもうろ覚えなほど、紬くんに見惚れていて心奪われていました笑笑(きちんと全体を観てください)


その後壁に張り付けられたみんなのところに駆け寄って行って、「どうなってるのこれ…!?」っていう仕草で壁に手をやってまじまじと見てるのとか本当に紬くんすぎて大好きだった…やっぱり荒牧さんの紬くん大好き…って5秒ごとに思ってたと思う。笑


劇中劇はどちらも「いつもの紬くんからは想像できない役」だったものだから、とてもワクワクしたし楽しかったなあ!!

どちらにも共通することだけれど、激しい動きしながらいつもの紬くんの声で心の声を言うところは本当にすごすぎました。声と動きが合っていないんですが!ってすごすぎて笑ってしまいそうになるくらい!笑

京一のクズっぷりは多分絶対に荒牧さんも紬くんも言わないであろうセリフに溢れていたからワクワクしたし笑、泉では作り笑いと憎しみの表情の変化が観られたのがとても…好きだった…
植田さんとの殺陣も超かっこよかったなあ!!おふたりの動きがぴったり合っていて、どんどん惹き込まれていっちゃった!!

前回の初演と今回の再演で、ご自分の中での役の設定を変えた、と仰っていたけれど、荒牧さんのそんな演じ方をすることができるところ、さすがだなあ、とてもすごいなあ!って!(きっとみなさんそれぞれが、そんな工夫をされていたのだと思うけれど!)
そんな実力や表現の幅、引き出しを持っているかっこいいところが、とても大好きなところだなって。やっぱり荒牧さんが世界一かっこいい!!って改めて思っちゃいました☆笑


あとは2幕で東さんの話を聞いているところ、かな。
そこでも細かいレスポンスや感情の表現が繊細すぎて、もう目が離せなかった…!!

ちょっと身じろぎした後に俯いたり、手をぎゅっ、ってしたり。東さんの辛さに寄り添う表現、とっても素敵だったな。

紬くんは、そういう風に感情を受け取れる人だと思うから。荒牧さんの表現が巧いのも相まって、感情の揺らぎがすごかったです。素敵な感情をありがとう…!!



個人的に、今回咲也がいてくれて本当によかったなって。
咲也も大好きなんですけど、咲也を見る紬くんの目が、咲也に言葉をかける時の紬くんの声が、とても大好きで。
写真を見ている時に「お疲れさま」って声をかける時の優しい声が本当に好きだったなあ!


荒牧さん自身も、咲也という"MANKAIカンパニーの始まりの人"から言われる「小さな一歩を積み重ねてここまで来た」って言葉の重みがすごい、と仰っていたけれど、誰よりもいちばんに咲き誇っていてくれる存在の大きさみたいなものが、なんだか伝わってくる気がして…

とてつもない生命力が宿っている桜の木のような存在
元気が生まれて、ほっとする気がするような、そんな雰囲気を、咲也の出番の度に感じていました。


千秋楽で観た紬くんの笑顔が本当に素敵で、心から楽しめているのかな、それだったら本当に嬉しいなあって、こちらまで嬉しくなってしまって、とても幸せになれました^^

何よりも、好きな作品で応援する俳優さんが楽しく演じてくださること、「楽しかった!」って、満開の笑顔で言ってくださること。本当に心から幸せです!!これからも、紬くんでいてくれるかな。いてほしいです。


今回もとても素敵なお芝居をありがとうございました!
エーステで荒牧さんのお芝居に、荒牧さんに出会えて本当によかった!!後にも先にも、あなたに出会えたこと以上の幸せはないと思います。それくらい私はあなたのことが大好きになってしまいました!とてもメーワク!笑


多分書き足りていないことも思い返せばたくさんあると思うけれど、その時の想い出に浸るには十分な長さにはなったと思います。笑


今回も見守らせてくださってありがとう!
これからもまだ、カントクでいさせてくれたら嬉しいな。



また満開の笑顔で会おうね!約束だよ!




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