【カルト映画は永遠にカルト】時計仕掛けのオレンジ
劇場公開日:1972年 公開時間:2時間17分 アメリカ作
監督:スタンリー・キューブリック
カルト的にあらすじ
まぁ、カルトっていいたいだけなんですけど。舞台は近未来のロンドン。アレックスは札付きのワルで仲間を引き連れて暴力三昧の毎日だった。ある日、アレックスは仲間に裏切られて刑務所へ投獄されてしまう。14年間の服役が嫌だったアレックスは最新技術の改心システムを用いて速攻で出ようとする。彼は刑務所内では従順で素直な青年を演じていたが、内心は野心と暴力性であふれていた。改心システムを無事に終え、社会に戻ってきたアレックスだったが、実家には下宿人に寝るベッドを奪われ、過去に暴力を振るったホームレスに仲間と共にボコボコにされ、警察官に助けられたと思ったそれはかつての裏切られた仲間たち。満身創痍で助けを求めたある家ではかつて好き放題に暴れた被害者の家。アレックスを覚えていた被害者は彼を家に閉じ込めて……。
どの辺がカルト的なのだろうか
実は二度目の視聴になる訳なのですが、この映画、めっちゃくちゃカルト的人気を誇っているらしいのですよね。ヴィレヴァンとかでTシャツとかポスターとかになってるくらいサブカル大好き層に長い間支持されているわけなのですが。
どのへんが人気なのでしょう????冷静に考えてみればストーリーは政治的なサムシングがちょっとずつ絡んでいてラストなんかは社会風刺そのものですし、世界観は誰が考えたの????ってくらいヘンテコなものばかり。言い回しも独特なスラングばかり。正直、一回見ただけではちゃんとすべてを理解しようとするのは難しのでは無いでしょうか?なによ、トルチョックってさ。
などと一度では理解できない世界観、ストーリー、言い回し、その他細かな設定が人々を虜にするのでは無いかなと、そう思います。
特に気になったポイント
まずは列挙していきます。
①ヤクブーツ入りのミルク
②アレックスのお部屋
③アレックス母の服装
思い出しただけでもこのくらい。ぶっ飛ばした世界観が脳裏にこびりついて離れないです。まずは①。スラングではっきりとは言われていなかったのですが、絶対に入ってますよね、薬物。店内の雰囲気は圧巻ですね。いかにもキマッてますみたいな。どこからインスピレーションを受けたのかわからない感じがまた良い。そしていつも奥の席を陣取っているアレックス一味ね。いかにも常連さんって感じがしてほっこりしますね(しません)
さらに続いて②と③ですが、これはアレックスくんのおうち事情ですね。正直、彼の部屋にある掛け布団、めっちゃくちゃ欲しい!!!ルービックキューブのカラーで、あれはなんていうんでしょうね、パッチワークなのでしょうか、立方体を半分に切った三角形の部分が無数に張りつていてるというか。とにかくキテレツデザイン。私は好きです。欲しいです。
そしてアレックスの母親の服装。なんでしょうね、お父さんはいたって普通なスーツ姿なのにテッカテカの真っ赤なスーツだとか、学生帽のようなものをかぶっていたりとこう、ハイセンスで。これは将来的に男性のセンスは死ぬけれど女性のセンスはずば抜けているとかいう暗示なのでは?なんて考えたりもします。果たしてどうなんでしょうね。
と、まあ挙げるとこんな感じなんですけど、文字だけじゃ正直限界があると思うのでぜひぜひ見たことある人も無い人ももう一度見てみたりしてはいかがでしょうか?
それでは。
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