【Animist活動記録】 ドムのフィギュアスケート 編集作業の流れ
こんにちは、Animist 編集の Kasubuchi Rio です。
今回は、『機動戦士ガンダム』のドムです!ガンダムを AnimistのYouTubeチャンネルでやるのは初ではないでしょうか!?
noteには、ざっくりと今回のアニメを編集した手順を書いていきます!
Animator 山中みさき Editor Kasubuchi Rio
① アニメーターからデータをもらう
アニメーターの山中みさきさんから、Doragonframe で撮影されたデータを頂きます。データは、ギガファイル便で圧縮され、撮影後の朝か夜に送られてきます。
緑のフォルダに撮影データが入っています。
開くと、このように1枚目からずらっと入っています。
② バレ消しをAfter Effects でする
人形を支えるために使うタンクが写っているので、それらを消していきます。
こちらは After Effects の画面です!この画面だけでは何をやっているかわからないかもしれませんが....
Before
After
このように、1枚ずつタンクとその影を消す作業をしていきます。
詳しいバレ消しのやり方はこちらの記事に書いてあります!
有料となってしまいますが、ご興味ある方はチェックしてみてください!
③オフライン編集を見ながらオンライン編集をする
今回は、篠𠩤健太さんがオフライン編集をしてくださりました。(オフライン編集とは、仮編集のことです)
こちらは、オフライン編集の動画です!なかなか公開する機会がないのでレアなのではないでしょうか...! (篠𠩤さんからの掲載許可済)
下の黒い四角の中の数字は、撮影したデータの『何枚目か』が示されています。
始まりが『6』になっているので6枚目から始めているということです。つまり、撮影された画像の1枚目〜5枚目はカットされるということです。
また、カメラワークも付けてくださっているのでそれを見ながらオンライン編集をしていきます。
しかし、今回はオフライン編集した際に使用した After Effects のデータを頂いたので、バレ消し済のデータを差し替えるだけで、オンライン編集はすぐに終わりました!
After Effects のデータの中身はこんな感じになっています!複数のコンポジションで分けられています。こちらは、トリミングとカメラワークをまだ付けていないコンポジションです。最後に出現する文字や、目の光などを付けてあります。
こちらは、正方形にトリミングしてあり、カメラワークがついてあるものです。
書き出しは、こちらのコンポジションを使用します。
④効果音を Premiere Pro で付ける
オンライン動画の書き出しが終わったら、効果音を Premiere Pro で付けていきます。紫色が動画データで、緑色が効果音となっています。
予め、篠𠩤さんから付ける音は指定されていたので、それを一旦付けてみて篠𠩤さんとフィードバックを繰り返します。
今回は、初めて付ける音だったので戸惑ってしまい、ほとんど篠𠩤さんに助けてもらいました...ありがとうございました!
ちなみに、フィードバックをしていただく前に私が最初に付けてみた音はこちらです...
酷いですね...
比べてみると劇的に良くなりました!
⑤書き出して提出
OKが出たら、書き出して提出します!一度提出しても、ギリギリまで良くなるために修正することもあります。今回は、最後だけドムの目を光らせていましたが、篠𠩤さんの案で急遽、他1箇所も光らせることになり修正しました。
光らせたことによってクオリティが上がりました!
メイキング
ドムのフィギュアスケートの編集をしてみて
今回は、バレ消しにいつもより時間がかかってしまったので、締め切りに間に合うかドキドキしながら作業していました。結果間に合って良かったです...! (公開前日に完パケを提出できて、公開5時間前にこのnoteを書いています。)
今後の課題は効果音を上手に付けられるようになることです!上手くなりたいです。
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何卒よろしくお願いします🍒
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