見出し画像

「元同僚」は社外のメンターになり得る

こんにちは、Rioです!
先日、約半年前に会社を退職した40代の元同僚の男性と夕食を食べに行きました。その方と色々なことをざっくばらんに話しているとき、私にとって彼は「社外のメンター」のような存在だな、と感じました。

メンターとはどんな存在か?社外にメンターがいることでどのような効果があるか?今回はそのようなトピックについて私が思うところを記事にしてみます。


メンターとは?

chat GPTで「メンター」の定義について聞いてみると次のような回答が来ました。
「メンターは、経験豊富な人が、より若いまたは未熟な人々を指導し、助言し、サポートする人です。メンターは、個人の成長や発展を促進するために、自身の知識、経験、洞察力を共有します。彼らは、キャリア、学術、ビジネス、または個人的な目標の達成に向けて、指導や助言を提供します。メンターはしばしば信頼できる助言者や良き理解者として見られ、組織やコミュニティの中で重要な役割を果たします。」

つまり、簡潔に言うと自らの知識や経験をもって他者を支援する役割を担う人と言えると思います。

社内のメンターに相談できる事項は限られる

会社の先輩で、私のメンターとも言える存在の人がいます。彼は私がよく一緒に仕事をすることが多い人であり、かつ職場のカウンセリング制度(職員1人につき必ず同じチーム内に1人カウンセラーを設定する制度)における私個人のカウンセラーでもあるので、私が普段どのような仕事をしているか、どのような考えを持っているかをよく知ってくれています。そのため、今後のキャリアについて相談したいときは、まず彼に相談します。親身になって私の言うことを聴いてくれますし、時には彼の豊富な経験をもとに意見やアドバイスをくれることもあり、信頼のおける方です。

しかしながら、いくら信頼できる社内のメンターにも話しづらいことは有ります。それは、彼も私と同じ会社で働く一人の職員だからです。

彼に話しづらいこととは、例えば今の会社で働き続けることへの疑問。私は今の職場の上層部の考え方や仕事の進め方に自分との距離を感じているほか、仕事内容への興味関心も薄れてきており、転職を考え始めています。しかし、カウンセラーでもある社内のメンターに「転職を考えている」と話しても、相談されたメンター側は困ってしまうでしょう。彼は、人事評価において私を評価する上司の1人であり、基本的には私がこの会社で働き、貢献し続けるために後押しするカウンセラーとして役割を負っているからです。

社外のメンターの効果

冒頭に紹介した、約半年前に会社を退職した40代の元同僚の男性も、かつては社内のメンターと同様、私と同じチームで働く先輩の一人でした。そのため、会社やチームのことはよく分かっているし、経験も豊富です。

その元同僚がユニークだったのは、仕事中の雑談でもよく仕事以外の話題に話が及ぶことが多かったことです。人生、幸せ、キャリア、etc. よくそんなトピックに話が発展し、雑談が長くなることもよくありました。

人によっては「仕事以外のそんな話に時間を取られたくない」と思うかもしれません。私もさすがに雑談が1時間近くになりそうなときは他の仕事上のタスクが頭に思い浮かんで、正直そろそろ切り上げたいなと思うこともありました。でも、彼の話すことは共感できることが多かったし、特に彼が退職の報告を私個人にしてくれた時に話してくれた退職理由や自分の価値観に関する話は、「仕事以外の場でもっと深堀りして話したい!」と思わせるような内容でした。そのため、彼が退職した後しばらくしたら必ず連絡を取ってまた会って話をしたい、そう心に決めていました。

そして彼が会社を退職してから約半年経った今、私から彼にLINEで連絡し、食事に誘ったところ快諾いただいたので、先日仕事帰りに一緒に食事し、4時間にわたり、現職への疑問、将来の展望、理想の生き方、etc. 色々な話をすることができ、充実した時間を過ごすことができました。社内のメンターとは異なり、過去には「元同僚」同士であっても今はお互い所属している会社が違うので、私の会社への率直な疑問や課題認識を忖度なく話すことができます。おかげで、現職以外でのキャリアの構築についても前向きな話ができ、「また是非食事に行って色々話そう」とお互い約束してその日は後にしました。

今思うと、「自分らしいキャリアを歩みたい」と言う私を彼が後押ししてくれているように感じます。まさに、彼は私にとって、元同僚同士という枠を超えた「社外のメンター」と言えるでしょう。このような人間関係を継続することが、自分のウェルビーイングにも繋がるのかもしれない、と思います。

#キャリア
#メンター
#ウェルビーイング

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?