構造設計 新築住宅3

今日は、事務所でデスクワーク。
外の気温も35度を超えていたのかな。
朝一番に現場で打ち合わせするも、ジリジリと焼かれるように熱い。

そんな中、構造計算に入りました。
構造計算への思いは、以前、どれかのブログで書かせていただきました。

福島県南相馬市は、東日本大震災で、甚大な被害を受けた場所です。
大きな地震にも耐えうる住宅は、絶対に必要ですよね。
じゃあ、地震に耐えうる根拠となる計算方法ってどんな計算方法ですか?

建築基準法上の壁量計算ですか?
品確法の壁量計算ですか?

この2つの計算って、結局、壁の位置とバランスをみるだけで、梁の大きさの検討はしません。

建築基準法上の壁量計算は論外として、
構造計算するときに、必ず、品確法の壁量計算をしてから、許容応力度計算をするようにしています。その結果、耐力壁が足りていないなんてこともあります。

法律で決まっている計算方法ですから、一定以上の耐震性能は確保されていますが、ゲームのように、ただ壁量が足りるようにだけ、設計されていたら、どうでしょうか!?
バランスも無理矢理合わせることができます。
それで、安全な建物と言えますか?

私は、家を建てるのであれば、必ず、許容応力度計算をして貰うべきだと思います。

本日も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
構造計算は本当に大切です。
適切に計算のできる人に設計してもらいたいものですね。

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