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イシュー度 × 解の質 = バリューのある仕事①

イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」が、バリュー のある仕事の一つの定義を教えてくれた。
*イシューは簡単にいうと、問題ということ。もっと細かい定義が知りたい場合は調べてみてください。

「イシュー度 × 解の質 = バリューのある仕事」という公式。


僕はサッカーでプロになることが幼い頃から夢でした。

そのこともあり、ただガムシャラに努力をし、結果を出すという The 体育会系のアプローチ方法を通して、自己成長の達成を試みてました。

そこに、(多少はありましたが)戦略というものは頭にありませんでした。


そこから数年経ち、会社経営するようになっても、学生時代の習慣は抜けず、目の前に現れた問題に対して、全力で立ち向かうのは得意でしたが(反応)、まだ起こっていない、起こるかどうかもわからない問題を想定して、そこに向けて計画的に動く(PDCAサイクル)というのがどうも苦手でした。


そのこともあり、「これは本質的な問題にアプローチしているのか?」のような思考を持てておらず、短期的な改善は見込めるけれど、長期的には改善されない、未来創造できないような行動が多かった気がします。(今もそういう部分は多々ありますが。)


そんな自分の弱みを受け入れて、最近はロジカルシンキングを養おうと、本から知識を学び、日々の仕事の中で、学んだことを試すというサイクルを回しています。


ロジカルシンキングを養う上で、おそらく10冊弱の本を2020年に入ってから読みましたが、今日のnoteは"イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」"から学んだことに少し触れてます。

*冊数なんてどうでもいいということに触れたnoteを次回書いたばかりですが。「得て捨てて。またそれを繰り返して。


この本によると、バリュー のある仕事を行うためには、以下の順番が大切だと言います。

イシュードリブン → 仮説ドリブン① → 仮説ドリブン② → アウトプットドリブン → メッセージドリブン


まずイシュードリブンについて。

イシュードリブンにおいて大事なのは、解くまえに見分けることです。

僕は今まで見分ける前に、解くことに向かって走るのを好みました。

それは動いている方が「やっている感」を得られていたからだと思います。

ただ、解いている問題が解くべき正しい問題でなかった時は最悪ですよね。

マラソンの大会で例えると、走り出した瞬間から、ゴールと逆方向に走っていて、気づいた時には「残り50km」のように、出発時よりも距離が遠くなっているなんてことが起きている状態です。


そう考えると、大会前のトレーニングや、食事面での体のケアなどによる、準備を整える段階とイシューを見分ける段階は似ているのかもと思ってきました。

大会で圧倒的パフォーマンスを出すために、やるべきことを見極め、それに向けて準備をする。マラソンの大会なのに、リフティング や素振りの練習はしないですよね?

そういうことが日常生活の中で、特にビジネス面で往々にして起きています。僕もまたそういうことを多々やってしまいます。


本番に向けて然るべきステップを踏むために、イシューの見極めが大事ということ。


では、実際に何をイシューとするべきか?

これが難しいですよね。僕にも難しいです。


この本の中では強引にでも具体的な仮説を立てることの大切さを謳ってます。

そうでなければ、検討を始めてから再度「イシューは何だろう?」となりかねないから。

この仮説を立てる際も、「〇〇は今後どうなるかな?」というような、フワッとした設問ではなく、「〇〇は今後〇〇という状態になり、〇〇ということが起こりえるのではないか?」というもう少し具体的な仮説を作ることによって、バリュー の高い成果につながる可能性がある。何はともあれ言葉にすることが大事だとも書いてありました。


後個人的にわかりやすかったのが、「よいイシューの3条件」の部分。

1, 本質的な選択肢である(=カギとなる質問)

2, 深い仮説がある

3, 答えを出せる


特に「3, 答えを出せる」が興味深かった。

この意味としては、「今、本当に答えを出すべき」か、そして「答えを出す手段がある」のかの考え方があるみたい。

このことを考えた時に、答えを出せて、答えを出す必要性があるものが取り組むべき問題とも言えますよね。

これは、イシュー度 × 解の質 = バリューのある仕事の中の「イシュー度」部分の話で、「答えを出すべき × 答えを出す手段がある」ものの中から最も質の高いイシューを導き出す能力も求められるということです。

当たり前のようで、忘れがちな大切な部分を再認識することができました。


長くなりそうなので、一旦ここまで。

より良い発信をすべく、知識を蓄えるために活用させていただきます。