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直接会ってのコミュニケーションって、贈り物を渡し合うようなものなのではないかな?

オンラインでのイベント主催やコミュニケーションが増えてきました。

移動時間も減って、良い意味で緊張感もなく、気軽に行えるので個人的にはオンラインで諸々こなすのは嫌いではないです。


ただ、どこか虚しさを覚える時があったりします。

それはきっと、効率化を求めたすぎて、大事なものを忘れかけた時に生じる、「あれっ?なんで俺は効率化を求めていたんだっけ?」という感情に似ているような気がします。


オンラインで全てを済ませるということが習慣になると、人と会うことを、一つの作業として見て、ただこなしていくというマインドセットになってしまうのかなとも思います。

それを良いとする人もいるかもしれませんが、僕としてはしっくりきません。


「人間関係の構築に効率性を求めない」

以前、人との関わりで大切にしていることはなんですか?と質問された時に答えたことです。

人と接することにおいて、あまりにも効率性や得られるものを考えすぎると、自然な人とのつながりが生まれず、どこかビジネスライクになってしまう気がしています。

ビジネス上の付き合いも、会社を経営している身としては大切にはしますが、僕は人との自然な繋がりを大切にしていきたいな。


「オンラインとオフラインの違いってなんだろう?」ということも最近よく考えます。

その最たる違いの一つが「非言語コミュニケーション」で感じ取れるものの量だと思います。

人と直接あっている、その人の醸し出す雰囲気、目の動きや手の動き、癖など、感じ取れるものが多々あります。僕はとりわけそういうものに敏感な方です。

天邪鬼ではないのですが、その人の様子を見ながら、僕は発する言葉をよく変えます。

それは、自分の伝えたいことを伝える方法はいく通りもあると思っていて、ただ、伝え方次第でそれが伝わらない可能性があるからです。

寒くなってきたので、暖かいセーターが欲しいと思っている人に、真夏のビーチで使えるサンダルをあげても、その瞬間はあまり嬉しくないですよね。

言葉も一緒だと思っていて、もらって嬉しい言葉と、嬉しくない言葉があります。

伝えたいことを、相手がもらって嬉しいと思える言葉で届ける。

これはきっと、オンライン上ではなかなか難しいと思います。

一瞬一瞬の仕草をオンラインでは見抜きづらいからです。


相手のことを思い接して、欲しいもの(言葉)をプレゼントする。

コミュニケーションって、そんな贈り物を渡し合うようなものなのではないかな?

そうなると、直接あって、手渡しされた方が嬉しいですよね。


直接会うのは、きっとそんな優しさも含まれているのではないかなと、僕は思っています。

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