![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120337346/rectangle_large_type_2_a3ce75a942b19d069b11356dcab17e29.jpeg?width=1200)
鹿児島の野ぼとけ14
幕末の鹿児島の石仏は、なぜか顔が独特なものが多い。
仏像というよりも人間に近いのだ。
この観音像も同様である。
![](https://assets.st-note.com/img/1698671450354-bsZNjeBa8J.jpg?width=1200)
「為菩提 梅顔院殿寒林妙香大姉」
とあり、女性の墓塔であることが分かる。
そのため顔をこの墓塔の主に似せたのかもしれない。
誰かは分からないが、種子島を実質的に治めていた松壽院が寄付していることから、日置島津家当主にかなり近しい女性だったとも思われる。
![](https://assets.st-note.com/img/1698671956443-oowJ4sJZc2.jpg?width=1200)
よく見たらむかしの美人のように見える。
そして主の身分も高かさもあってか、廃仏毀釈も全くの無傷で乗り越えたのかもしれない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?