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【仕事】過酷な住み込みバイトを経験しました!?

今日はAu-Pairについて私が経験したことを紹介します。
私はワーキングホリデーをすると決めた時にオペアをやる!と決めていました。その理由は、スペインの家庭にホームステイしたいと思っていたからです。また、アメリカ留学時にプリスクールでのボランティア経験などもありオペアの仕事に興味があったからです。

オペア(オーペア、仏: au pair)は外国にホームステイして現地の子供の保育や家事をする見返りに滞在先の家族から報酬をもらって生活する留学制度のことである。オーペア、マザーズヘルプとも言われる。滞在先の家族は人を雇う金銭的余裕が必要なので、オペア受け入れの制度は先進国で浸透しているケースが多い。 出典:ウィキペディア

オペアができる国は圧倒的にヨーロッパが多いです。他に日本、アメリカ、オーストラリアでオペア制度があります。

前回の記事でも紹介したAuPairWorldでは、未婚・子どもがいない方であればオペアとして仕事を見つけることができます。

スペイン渡航前までに家族を決めたくて一日10通ぐらい送ったりメールを返していたのですが結局渡航までに決まらず・・・

とりあえず一週間分のホステルだけとり、このまま見つからなかったらもうバレンシアで学校と家を探そう!と思っていました。

3〜4家族とインタビューをし、スペイン北部在住のスペイン人ファミリーから1週間トライアルで働いてみないか?と返事をいただくことができました!

インタビューでは自分のバックグラウンドなんでオペアをしたいのか長所・短所ベビーシッターの経験はあるか・・・聞かれました。慣れない英語でのインタビューにすごく緊張しましたが言うことをきちんと準備することが大切です。

無事一週間のトライアルを終え、とても親切で環境も良く子どもたちも可愛かったので迷わず働くことに決めました。ちょうど年末だったこともあり、大晦日はファミリーが御馳走を振る舞ってくれて一緒にカウントダウンをしました。

初日、契約書とハウスルールや子どもの扱い方など詳しく書かれたA4 5ページの紙を渡されました。契約書などほんとに各家庭によりさまざまで、私のオペア友達は契約書もハウスルールの紙も渡されてないとのことでした。

オペアで契約書を書くのは珍しいのでしょうか?スペイン語がわからない私にスペイン語版に加え英語版の契約書をもらいサインしました。
契約書は必ず理解して納得してからサインしましょう

オペアの仕事内容も家庭や子どもの年齢により様々なので一例として私の一日中のスケジュールを紹介します。
週5日 1日7時間 1歳半の女の子と3歳の男の子

7:00am 起床 

7:30am 仕事開始子どもたちを起こし洋服を着せる(2人のオムツ替え)

8:00 朝食 子どもたちと自分の分を作り一緒に食べる

9:00 食器の片付け、テーブル周り掃除

9:30 家で遊ぶ

11:30–13:30 休憩

休憩中にランチ(家政婦さんが作ってくれました)子どもたちと一緒に食べる

13:30 仕事再開

16:30 仕事終わり 

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▲朝食の様子 朝はだいたいホットサンドにフルーツとホットミルクでした

途中で3時間の休憩があり、そこでスペイン語の勉強をしたり息抜きにカフェへコーヒーを飲みに行っていました。学校がある日はその時間に行っていました。慣れない仕事から朝から疲れてしまい部屋でずっと寝てたこともありますが、部屋にいると子どもたちがドアをドンドン叩いてくるので逃げてました。笑


16:30頃にホストファザーが帰宅し、バトンタッチして私は完全にフリーでした。飲みに出かけたりまたカフェに勉強しに行ったりと自分の時間に使えました。
夜ご飯は各自ということで、家にある食材で自分で適当に作って食べてました。何か必要な食材があれば言ってくれれば買うよ。と言ってくれてたのですファ最初の方はなかなか言い出せず自分で買ってました。

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▲オペア終わりいっぱい飲みに近くのカフェで

私のファミリーはお父さんが医者、お母さんが保険会社の事務の共働きだったので平日は忙しく夜ご飯も作らず家政婦さんが作った昼の残りを食べてました。ちなみに子どもたちの夜ご飯も昼の残りでした。。。ちょっとかわいそうだなーと思ってました。
オペアを雇っている家庭は家政婦さんがいることも少なくないようで、子どもの面倒を初めて見る私にとって家政婦さんがいたのはとってもありがたかったです。


オペアによっては子どもの宿題の手伝い学校の送り迎え夕食作り掃除子どもをお風呂に入れる・・・などといった家庭もありました。私がみていた子どもたちは小さかったので送り迎えや宿題はなく、基本的にずっと家で遊んでました。家で遊ぶのって結構飽きちゃうんですよね。。。

さらにホストファザーから、テレビを見せるのNG と言われていたのでYoutubeなどを見せられずひたすらおままごと、お絵かき、ダンス・・・の無限ループでした。笑
たまに公園に連れて行ったのですが、1人ベビーカー1人手繋いで連れて行くのがしんどすぎたので常におうちで遊んでました。


毎日仕事が終わるとぐったり・・・母親ってすごいなあと感じました。オムツ替え、お昼寝寝かしつけ、ミルクあげるなど初めてのことばっかりだったので最初はうまく出来なかったりしましたが、だんだん効率よく出来るようになり結構楽しかったです。
3歳の子がイヤイヤ期絶頂期で、オムツ替えやだ!着替えるのやだ!ご飯食べたくない!という感じで体力的にもやられました。オペアは忍耐力が必要ですね。


オペアは基本的に住む場所食事と週1回ポケットマネーをもらえます。(条件は家庭によります)オペアワールドが推奨している金額が国別に載ってますので最初にチェックするべきです。私はそれをみていなくて、推奨金額の最低額よりもだいぶ低い金額だったのを後々知りダメ元で少しあげられないかと交渉しようとしたら、明日から出てけ!!と激怒されました。笑

(次の日、用事があり家に伺うと「あの時はゴメン。あれはボクじゃなかった」と謝られました。)

AuPairWorldはエージェントではないので、なにかトラブルなどがあってもも基本的には自分でどうにかするしかありません。心配な方はオペアのエージェントを使用することをおすすめします

そんなことがあってその次の日から住む家がなくなりました。

さいわい働いていたレストランのオーナーの方が次見つかるまでいていいよと言ってくださったので滞在させてもらいました。
こんなことにならないように、ちゃんと下調べが必要ですね!後はちょっと我慢すればよかったのかなと後々思いました。

実際にやってみてわかったことは、オペアは想像以上に肉体的にも大変な仕事なので体力忍耐力意思疎通ができる程度の英語力と当たり前ですが子どもと向き合うことが好きな方が向いていると思います!単純にただで住める、お金かからないからという理由では務まりません。

そんなこんなであっけなく私の三ヶ月のオペア生活はおわりを告げました。
毎日ぐったりでしたが、子どもたちに癒されていた生活をたまに思い出します。プチ母親修行?が経験出来たり、ホストファミリーと旅行に行ったりと楽しいこともたくさんありました。

オペアをこれから目指しているという方は是非参考にしてみてください!(参考にならないと思いますが。笑)

それではまた明日!

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