見出し画像

私が中国語を勉強し始めた理由

文系の大学生はだいたい第二外国語を勉強しますよね。私は中国語を勉強していたのですが、先日、「なんで中国語選んだの?」と聞かれ、咄嗟に「中国が嫌いだったから」と答えました。

嫌いだから勉強する、と答えられてもなかなか納得しづらいかもしれませんが、私の場合はまさにこれだったのです。

私が大学に入学したのは、2014年の4月でした。メディアから得た情報では、偽物のミッキーや高級ブランドの模倣品を生産しているとのこと。なんて品がないんだろうと軽蔑しました。

ただ、メディアが切り取った情報を見て、「中国が嫌い」と叫ぶのもフェアじゃない、とわかっていました。

だから、人間の、文化の、根源となる言語をしっかり学んでから堂々と言ってやろうと思ったんです。

勉強する過程で、中国人の教授や友達に出会う度、中国に対する偏見はなくなっていきました。私の中国人の知り合いは、半数以上日本で出会っているので、「日本が好きで、日本に来ている人」という前提はどうしてもあるのですが、それでも彼ら/彼女たちは謙虚で、勉強熱心で、自分の道を生きている感じがします。次の時代を作るために日々励んでいます。

そんな人々を見て、私のステレオタイプもだいぶ変わってきました。自分で、ものの見方を変える経験ができてよかったと思います。

嫌いだから知ろうとする。
嫌いだから好きになろうとする。

そういう小さい努力で、世界は変わってくるのかもしれないですね。

この記事が参加している募集

#おうち時間を工夫で楽しく

95,464件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?