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2002年からの武術エッセイ

受けてから突く・・・・・問題外です。
受けると同時に突く・・・・そんなのだめです、折り紙のよう。
受けながら突く・・・・これがいい!これが本物です。

相手の力を受け流す、その裏側の動きが自分の攻撃する威力とスピードを増幅させるような、そんな動きがいい。
陰の裏側が陽です。
陰が深まるにつれて陽が現れてくる。
同時に現象しながら、お互いに逆の力を増幅させていく。
これが武術の技です。

やはり、理想的な技は突きです。
本当の防御とは、手をごちゃごちゃ動かして自分の体をまもるのではなく、体じたいがそこからいなくなることです。
本当の攻撃とは、相手が攻撃をしようが防御をしようが、自分が攻撃を当てようとおもえば、いつでも相手に当たることです。

自分が攻撃しようとしたときには、相手は防御できない。
相手が攻撃したときには、自分はそこにはいない。

「歩法の迷信」と「手法の迷信」を払拭すれば、簡単にできることなんです。

こころの問題を除けば・・・・・・ね。
2005年11月記す。

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