見たら書く「ユージュアルサスペクツ」

ほい、二回目。ちょっとそれっぽく、あらすじなんか出してみますか。

ストーリー
船舶の炎上事故を調べていた捜査官クラインは尋問していたヴァーバルから奇妙な話を聞かされる。6週間前に銃器強奪事件の容疑者として集められた5人が、釈放後、協力して宝石強奪を決行。ブツをさばくためにLAの故買屋と接触した5人は、そこで新たなヤマを依頼されるが、宝石と聞かされていた獲物は麻薬で、トラブルから相手を射殺してしまう。そして恐慌状態の彼らの前に、伝説のギャング“カイザー・ソゼ”の右腕と名乗る弁護士が現れたというのだ……。

amazonから引っ張ってきたあらすじはこんな感じ。
三点リーダーの後に丸つけるのやめろ、とかそういう事はとりあえずおいといて、「衝撃のラスト」とか「大どんでん返し」とかそういう記事では絶対に出てくるこの映画を今更見たんですか天城さん!?って感じ。
や、クライムサスペンス好きだし、評判もいいし、映画好きがお勧めするなにがしには絶対に入ってるから、見よう見よう、とは思ってたんですけど
前回のトレインスポッティングと一緒で、一般常識的な物って結局見るのに一番腰が重くなりがち、というか。言い訳はこの辺にしておいて。

基本的にはするめというか、何度見ても面白いというか二回目が面白い、的な映画だな、と思う。いや、初見でも全然面白いんだけど、見た事のある人と「ここのシーンはさぁ」とか「ここってこうなんだけど、気づいた?」とか話すのが面白い映画だと思うんですよね。つまるところそれは、良い映画なんだと思う。ましてや公式が完全解答を出さないっていうのが映画の良いところで未だに「真の解答」を論議されてるってあたり映画好きって本当に業が深いと思う。まぁ、天城は一人で見たんで考察サイトみて深夜に「っはー!まじかー!」みたいな声を出した訳なんですけれど。

いやね、確かに古いというか、「もう見た事あるよ」みたいなもんもあるよ。刑事の感じとか、あと鬼美形みたいのは出てこないかもしれないけど、だからこそのリアル感とあらすじにでてくる「カイザーソゼ」の伝説感をより強めているんだと思うのよね。っていうか見てない人は一回見て俺に連絡して。ネタバレはしたくないので、一回見てから話そう。見ながら。

細部にまでこだわってこだわって作った映画だからこそ、敬意を払って一度見てから、何度も何度も味わえる。しかもこれ多分小説じゃできないトリックだし、漫画も結構絶妙。映像だからこそできる誘導で、まぁ、それが何かって言うのは言えないんだけどさ。

あと、これほど知ってる人が「キミ、こんな細かいところ気づいたかい?」みたいなマウンティング取れるというか、先輩面できる映画無いと思うよ。お前それ初見で気づいてネェだろ、って誰もが思うんだけど、でも、その細かいところに言及したいのよ。アハ体験かっつーの。

あ、ぶっちゃけ途中まではテンポのいい最近のクライム物になれてるとちょっとリズムが合わないんですけど、逆に「よーく見ててくださいね」って手品師が右手を見せているのと同じ感じがする。「セブン」とかとは逆だよね。アレはもう、クローズアップマジックというよりかはイリュージョンで、お前は見てろよ俺のショーを、って言う感じのエイトビートの映画な感じがするけど「ユージュアルサスペクツ」はもうあれ、マギー司郎。もったりしているようで、最後の最後にすごい物を持ってくるわけよ。群馬で大ウケ。

あと、中学二年生がコレを見ると、特殊な形のライターが欲しくなると思うけど、中2はタバコすっちゃだめだし、火遊びはやめなさいね。

最後に。「ふっと消えた」っていうこう、印象的な台詞があるんだけど、それで締める様な糞ださいレビューは今後も書かずに、ずーっと口語体で映画についてくっちゃべるので、よろしく。雑文で格好付け出したら最後だね。

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