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日本人は何故イギリスよりイタリアのスーツを好むのか考察してみた
スーツはイギリスかイタリアか
自分流儀のダンディズムを追求する石井凛太郎です!
あるジャーナリストがイギリス人とイタリア人に「何故スーツで装うのか」と尋ねるとイギリス人男性は「相手に対するマナーのため」と答えイタリア人男性は「モテたいため」と答えたそうです。
これなど双方の国柄の違いや服装に対する認識の違いがよく分かる答えですね。
日本では歴史的に見て昔はブリティッシュ・スタイルのスーツ一辺倒でしたが、今では多くのファッショニスタがイタリアのスーツを好んで着ています。
何故そうなったのか両国のスーツの特徴や個人的好みも加えて考察してみました。
工場としてスタートしたイタリア
20世紀に入ってもイタリアは国力が乏しかったので服飾文化においては、イギリスやフランスよりも一段低く見られていました。
またイギリスは産業革命以来服飾の効率化が図られると共に、腕の確かなオーダーメイド職人が不足。
そこで当時は賃金も安かったイタリアに工場を作りスーツの生産を始めました。今ではファッションの本場であるイタリアも工場からスタートしたのは興味深い話しですね。
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日本でのイタリアスーツの人気に貢献した3G
日本でスーツに限らずイタリアのファッションを定着させたのは70年代に登場した3G(アルマーニ・ヴェルサーチ・ジャンフランコ・フィレ)の影響だと言われています。
この3Gにより日本人の好みやファッション全体がそれまで以上イタリアに目を向けるようになりスーツもイタリアが好まれるようになりました。
イギリスとイタリアのスーツスタイルの違いと特徴
ブリティッシュ・スタイルのスーツの特徴は肩パッとが入ったショルダーラインと細めにシェイプされたウエストなど今もスーツの基本を外さないことでこんなところにも歴史を感じさせてくれます。
一方のイタリアは全体的な柔らかな記事でふわりとした仕立てで、胸のVゾーンも広めにとり「キレイめおしゃれ」を追求したところにあります。
日本人はどちらをチョイスしたらいいのか
スーツに華やかさを演出したい、また平均的日本人体型ならイタリアン・スタイルのスーツがおすすめですが、自分は背が高くやや細身でなで肩なのでビルドアップショルダーと呼ばれる肩幅と胸幅をやや広く取り、ウエストを絞ったイングリッシュ・ドレープが体型を補ってくれるのでスーツはブリティッシュ・スタイルを着用しています。
最終的には好みの問題ですがスーツはとにかく試着は慎重に何度も着て違和感のないものを選ぶことが一番大切ですよ!
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