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'23.07.08 善光寺へ (前編)
善光寺へ行こうと決めたはいいものの、起床時間は午前9時過ぎ。
旅人には遅い時間だが、疲れ切ったサラリーマンには早い時間。
足を引きずるように車に乗り込み、家を出たのは午前11時。
太平洋から日本海まで日本縦断、エンジン始動の音に胸も高鳴りいざ出発。
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奥三河 道の駅 - つぐ高原グリーンパーク
愛知と長野の県境、道の駅 - つぐ高原グリーンパークでひと息。
どうやらここはキャンプ場と道の駅が併設されている施設のようだ。キャンプのほかにも、釣り堀、星の観察会、川遊び、ドッグラン、テニスコートなどなど。近い場所にこんなにもいい場所があったなんてな、、、。日本一の星空で有名な長野県阿智村も近いし、星空もさぞかしきれいだろうなぁ。よさげな場所を見つけるのも旅の醍醐味の一つである。
休憩を終え、車を走らせること1時間半ほど。
ようやく山を抜け、
ここから飯田山本IC → 長野ICまで高速道路でひとッ飛び!
と考えていたけれど「道中の発見も旅の醍醐味」
下道でゆっくりのんびり、ゆるり旅
伊那 道の駅 - 花の里いいじま
土砂降りの中の運転は疲れるもので、そろそろ休みたいと思っていたところに道の駅を発見。晴れていれば右には南アルプス、左には中央アルプスの絶景であろう場所である。ここではアップルパイとリンゴジュースを購入。リンゴジュースにはすり下ろした果肉が入っており、喉ごしがいいのなんのと、ぐびぐび行ける。出勤前の朝ごはんのお供に最高だろう。
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明治亭 駒ヶ根本店
駒ヶ根はソースカツ丼が有名らしい。
ちょうど昼時だし、寄ってみることにした。
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薄い衣にソースが染みているが、それでいてサクサクとしており、めちゃおいしい。お米もふっくらとしており、ソースかつによく合う。味変におすすめなのが、長野県民ならみんなが知っている善光寺名物の八幡屋礒五郎の七味。そういえば昔おばあちゃんの家に置いてあったの、善光寺名物の七味だったんだな。
名勝 千畳敷カールにほど近い明治亭。
絶景のうえに絶品とは駒ヶ根 最強じゃん。
松本市 松本城
家を出発してから約7時間。ようやく松本市が松本城へ到着。
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おっきい堀の真ん中にぽつんと佇む天守閣は、なんだか哀愁が漂っている気がした。天守閣だけ堀に囲まれてる城は、あまり見たことがない。多くのお城は天守閣があり、敵を防ぐための壁や屋敷や蔵などがあったりして、その周りを城壁で囲い、さらに堀で囲むというイメージがある。知らんけど。
たった五階建ての天守閣で、敵に囲まれ何日も籠城する武士や足軽たちを想像する。いつ尽きるかも分からない兵糧、お風呂もろくに入れないだろうし、敵に囲まれてるんじゃあ安眠にはほど遠い。気の遠くなるような我慢比べ。俺だったら耐えられないな。
お城は詳しくないし、戦国時代の戦い方も全く知らないが、そんなことを感じた。
塩井乃湯
松本城から徒歩2分。
昭和時代にタイムスリップしたかのような銭湯がある。
店に入り、店番のおばちゃんに小銭を渡し、木製のロッカーに服をしまう。ガタが来ていて、閉まらないロッカーもらほらと。ボディーソープもシャンプーも常備されていないが心配無用、おばちゃんに頼めば固形石鹸を貸してくれる。シャンプーはないのかって?男なら固形石鹸で洗え。俺は洗わないけど。
今日の終わりに
最近車中泊用のマットを購入。Colemanの厚さ10センチまで膨らむマットで、家で使っている布団より寝心地がいいかも。後は枕だな。
寝酒に長野の地酒を一気吞み。お酒の名前は覚えていない。
道の駅は静かでいい。聞こえるのはカエルの合唱と雨の打つ音だけ。
今日は一日中の雨。
みんなは梅雨が嫌いだろうか。私は梅雨は好きである。
嫌いだという人は深田久弥のこの一節を思い出してほしい。
人は雨を厭って出渋るが、私は好んで梅雨の山へ行く。木々の緑はもくもく溢れるようで、それが雨雲の切れ目に隠見するさまは水墨画の傑作であって、得も言えぬ高等な風景である。
明日はいよいよ善光寺。楽しみである。
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