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【魔法少女】毎日聴きたいおすすめの女児アニメ主題歌セットリスト〜厳選歌詞フレーズ付き〜

こんにちは、唐梨です。
今日は毎日聴きたい、女児向けアニメのおすすめの主題歌セットリストについて書こうと思います。
厳選した歌詞のフレーズもあわせてご紹介!
それでは早速いってみましょう。



石田燿子『乙女のポリシー』/美少女戦士セーラームーン 

みんな本気のときがとってもきれいだから 自信持ってクリアしてゆくの


はい、まず初っ端は『美少女戦士セーラームーン』から!やはりどうしてもアニソン界では『ムーンライト伝説』の知名度が圧倒的なのですが、私個人的には『ムーンライト伝説』以降の主題歌の方が名曲ぞろいだなと思っています。その筆頭がこちらの『乙女のポリシー』。

この曲はもう全ての歌詞がほんっっっとうに良くて、抜き出すフレーズを迷ったくらい。「可憐な乙女な私達だからこそ、強くポリシー持って生きましょ!」というメッセージが随所に込められています。これぞまさしく美少女戦士。美少女または戦士じゃなくて、美少女かつ戦士なのですよ!!!美しいことと戦うことは両立できる、それを教えてくれる歌詞です。

1990年代前半の平成初期の時代を反映している、昭和の女性像からのパラダイムシフトを象徴した歌詞だなぁととも思います。

※リアルタイム時の公式動画がなかったので、25周年記念の時の公式動画を載せさせて頂きます。



Meu『“らしく”いきましょ』/美少女戦士セーラームーン 

ネバーギブアップがんばるわ こんどこそ私のばん


これはですね、歌詞ももちろんなのですが、それ以前にメロディがとても好き。特にイントロ!イントロ聴くだけでテンションが上がります!なんかね、すごく感覚的な物言いで申し訳ないのですが、1990年代前半ーーーーー!っていう懐かしい気持ちにさせてくれるんですよ。

それにしても「こんどこそ私のばん」ってめっちゃ前向きで良い歌詞だと思いません?この曲自体は学生の恋愛について歌っている曲ですが、恋愛に限らずなんにでも適用できるなぁと。「今はうまくいってないことは認めてるけど、次はそうとも限らないでしょ?」「このまま終わってたまるもんですか」っていう10代の女の子の気合いと根性が伝わって、そこが好き。

そんなこちらの歌詞、作詞されたのは、なんと漫画の作者である武内直子先生ご本人。そんな武内直子先生は、ご自身も薬剤師免許まで取得しておられる理系女子。実は大学病院での勤務もご経験されているという才女。

あの昭和終盤〜平成初期の、男女平等社会の走りの時期に、バリバリ勉強も仕事もされてて、かつ創作活動もプライベートも両立してたと思うと、なんかもうご本人こそ美少女戦士じゃんって私は思ってしまいます。

恋に仕事に勉強に、あれもこれもと欲張って、時にはキャパオーバーになりつつも、きゃーきゃー女子会して発散してまた立ち直る。こういうのを見ると「く〜〜〜〜〜っ!女の子っていいよね〜〜〜!」としびれるし、それらの概念を具現化したものが『美少女戦士セーラームーン』なのでしょう。

歌詞の紹介のはずが、セーラームーン語りから理想の女の子像の話にまで飛躍してしまったので、ここらへんで留めておきます。笑

※リアルタイム時の公式動画がなかったので『乙女のポリシー』の石田燿子さんがカバーしている公式動画を載せさせて頂きます。



藤谷美和子『私たちになりたくて』/美少女戦士セーラームーン 

私より私たちになりたくて


こちらはもちろん歌詞も素敵なのですが、それ以前に一番驚いたのが、作詞が秋元康さんだということ。美空ひばりからおニャン子クラブからAKB48まで、多方面で時代を象徴するヒットに携わっていましたが、まさか『美少女戦士セーラームーン』まで関わっていたとは。いったいこの方はどれだけヒットに関わるのでしょうか。

でも確かに、秋元さん作詞と知ってからの感想なので完全に後付けですけれども、『私たちになりたくて』っていうタイトルからして秋元さんっぽいですよね。こう、なんていうか、初見で日本語としてあれ?どういう意味?って思わせておいて、曲を聴き終わったあとにちゃんと納得を回収してくれる、ウィットに富んだ言葉の使い方が(伝われ)。

それにしても、この歌詞は恋愛の定義をとても分かりやすく簡潔に表現しています。主語が「I」じゃなくて「We」だと、それが恋愛だと、秋元さんはおっしゃるわけです。確かにその通りだなと。好意のない男性から「僕たち」「俺ら」と言われても嬉しくもなんともないですもんね。むしろ何勝手に内側に入れてくれとるんじゃい、とイライラしてしまうかも。そうか~「恋愛=一人称複数」なのか~と妙に腑に落ちた一節です。

※探したけれど公式動画がなかったーーー😖ぜひYouTubeでご自身で検索してみてください✨



坂本真綾『プラチナ』/カートキャプターさくら 

伝えたいなあ さけびたいなあ この世に一つだけの存在である私


ここからは『カードキャプターさくら』の歌詞に移ります。こちらは坂本真綾さんの名曲『プラチナ』。坂本さんのロングヒット作だけあって、メロディだけでも既に良い!

そんな名曲の、心に響いた箇所が見出しの部分ですね。特に驚いたのが「さけびたいなあ」。叫びたいってけっこう強めのワードで、よほどの衝動とエネルギーが必要だと思うんですよ。そのエネルギーMAXに駆り立てた原因が「自分の存在の認知」だった、というところに私は衝撃を受けたのです。

ここからは哲学的な話になってしまうのですが、子どもの頃、人生のどこかで自分の存在を認知する瞬間ってありませんでしたか?「あ、私という存在が世界に今いるんだ」と分かる瞬間。生まれてからずーっと、目に見える風景が全てで主観的だったのが、ある日突然、客観的に世界と自分を切り離して見られるようになる瞬間が。

「自分は自分なんだ」「自分は自分にしかなれない」「むしろ他の人がなりたくても代われない」「そして永遠ではなくて、いずれ死んでいく」「あれ?じゃあ人は死んだらどこに行くんだろう?」

そんなことに気づけるようになったタイミングが、誰しも人生のどこかで必ずあると思うんです。言語化できないにしても、感覚として。

それって程度の差こそあれ、知能の発達的にだいたい小学生くらいなんじゃないかなと勝手に思っていて、実は『カードキャプターさくら』の主人公の木之本桜ちゃんも小学4年生なんですよね。

私もそれくらいの頃に自覚しまして、その時なんだか心の奥からじんわり嬉しくなったのを覚えています。それはなぜかというと「私が私でいることは、誰も奪ったり盗ったり邪魔したりできないんだなぁ」という絶対的安心に浸れたから。地位や名誉や肩書きは明日には不確かだけれど、私が私であることは明日も確かだ。それは、学校で人気者/嫌われ者、成績が良い/悪い、運動が上手/下手とは全く別の次元。そういう相対的なことじゃなくて、絶対的なこの世の事実。この相対的で不確かな世界に、絶対的なものがあると分かった安心感。世界から「私が私として存在すること」に確約や許可をもらったかのような安心感

これこそが自己信頼の究極の形だと私は思います。それは生徒会に立候補するだとか、部活でリーダーを務めるだとか、そういう表面に出ている自信やセルフイメージとはちょっと違うのです。もっと心のずーーーーーっと奥の、根っこの根っこの部分にあるもの。むしろ「生徒会」や「部長」という肩書きがなくなった後に残るもの。

よく漫画やアニメで「俺は何者にもなれなかった」と絶望するセリフがありますが、あえて屁理屈っぽい返答をするならば、「俺」には既になっているんですよね、生まれたその瞬間から。もちろん「俺が悩んでるのはそういう意味の『何者』じゃない!『名誉や結果のある者』になりたくて悩んでたんだよ!」とブーイングが飛んできそうですが。でも、思うのです。まずあなたはその「俺」になれたことをポジティブに認知しているのかい?満たされているのかい?と。

………なんてことを坂本真綾さんが考えていたかは全くもって知る由もありませんが、私は『プラチナ』の歌詞にそんな世界に対するピュアさを感じていて、そこがとても好きなのです。またしても歌詞の紹介から大幅に脱線してしまいました。笑

※同じく公式動画がなかったので、ぜひYouTubeでご自身で検索してみてください✨



坂本真綾『Clear』/カートキャプターさくら 

翼がないなら走ってくわ 行きたいところまで できるよね


こちらも『カードキャプターさくら』からです。ただし、クリアカード編なので最近の曲です。そう、『カードキャプターさくら』は2016年から連載が再開しているのです!

20年の時を経て連載が再開された時点で既に激エモでしたが、20年の時を経て再び同じ声優さんでアニメ化も決定してさらに激エモになり、20年の時を経て再び同じ坂本真綾さんが主題歌を歌う、ということで激エモは最高潮に達しましたね!!!20年経ってるのに何も変わっていないって、逆に漫画家さんやスタッフさんや歌手の方が相当努力して自分たちを変えてきた裏返しですよ!!!感謝しかない!!!

さて、そんな20年の時を経たクリアカード編ですが、主人公である木之元桜ちゃんは20年ではなく3年の時を経て、中学1年生になりました。なので歌詞も、ピュアさ全開だった小学生の時と比較すると、少し思春期に入ったといいますか、迷いや葛藤や自立の要素が増えています。

それがとても良くて、私は『Clear』の歌詞も全部のフレーズがよくて、抜粋する箇所に本当に迷いました。結果、見出しの部分にしたのですが、とっても素敵なフレーズだと思いませんか?「無理だって言われても、私にできる方法で前に進むのみ!」という10代の爽やかな向上心と明るさがとてもいい。極めつけは最後の「できるよね」。これぞさくらちゃんの名言「なんとかなるよ、絶対だいじょうぶだよ」を象徴しているではありませんか。『プラチナ』と併せて聴くと、歌詞の中の成長がリンクしていて感動します。

そんな『Clear』ですが、作曲はなんといきものがかりの水野良樹さん。メロディだけでも名曲なので、アニソンは苦手だけどJ-POPは好き、という方にもおすすめです。



黒沢ともよ『Happy Go Lucky!ドキドキ!プリキュア』/ドキドキ!プリキュア 

可愛いだけじゃないのがガールズの約束なの


はい、ここにきてプリキュアがランクイン!それもシリーズ10作目の『ドキドキ!プリキュア』から!

このフレーズのどこがいいかというと、一つは美少女戦士イズムを感じるから。ただ可愛いだけじゃなくて、やるときゃやる感じが良いのですよ。

そしてもう一つは強気さ。「可愛いだけじゃない」ってことは、裏を返せば「可愛いことは自認している」ってことで、あ、そこは疑問を持たないんですね、っていう根拠のない自信が良い。

とはいえ実際、『ドキドキ!プリキュア』の主人公たちは歴代でも屈指のハイスペックぞろいなので、みんな顔よし能力よしのヒーロー集団なのですがね!そんな彼女たちへの宛て書きにぴったりの歌詞なので、本編を視聴して聴くことをおすすめします。

※同じく公式動画がなかったので、ぜひYouTubeでご自身で検索してみてください✨


久住小春『チャンス!』/きらりん☆レボリューション 

チャチャChance!ステキないでだちで チャチャChance!ホウセキ散りばめて 今日からのAH毎日をデコレーションするわ


最後は『きらりん☆レボリューション』から!厳密には魔法少女ではありませんが、そこはご愛敬ということで。

私は『きらりん☆レボリューション』世代ではないものの、主人公役の声優がモーニング娘。の7期生である久住小春ちゃんだったことから、ライブDVD経由でこの曲を知りました。

この歌詞の何がいいかって、底抜けに明るいんですよ!!!まさに主人公のきらりちゃん、もとい中の人の小春ちゃんにぴったりの歌詞。せっかくの人生なんだから、自分の意志で盛ってキラキラさせるものでしょう?、と分かりやすく表現してくれているのです。セルフイメージ高くおしゃれしたい出勤前のメイク時間とかにぜひBGMで流したい。

※同じく公式動画がなかったので、ぜひYouTubeでご自身で検索してみてください✨
※特に小春ちゃんの14,15歳とは思えない完成されたアイドルらしさも必見です✨



最後に

いかがでしたか?書いていて思いましたが、つくづく私は精神的にタフな美少女が好きなんだなと自覚しました。そして共通して言えるのは、どれも前を向ける力をくれる歌詞だということ。ぜひ出勤時間の元気チャージに、落ち込んだ時のお風呂タイムに、気分をさらに上げたいプライベートの時に、ご自分に合わせてお聴きになってみてください!

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