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酔って思ったことを連綿と書き残す15「ばらかもん」

今、フジテレビかどっかで「ばからもん」というドラマが放送されている。確か水曜日にやっている。

初回の頃、私は実家に居候していたので、母に「ばらかもんっていうドラマが始まるよ」と話した。私はアニメのばらかもんを見ていて、全話通してなかなかなネイティブ長崎弁でえぐいなあ、と思ったのと、好きだなあ、と思ったのがあったので、母に勧めたのです。

母は福岡の嘉穂町の生まれ。そこから飯塚に行って(ちなみに、標準読みだと「いいづか→」と平板読みになるが、ネイティブだと「いい→づか↓」と、「か」に向かって下がる)小学生頃には「いい→づか↓」から古賀に移り、結婚して私たち(兄と私)を産んで、私が3つになるまでは古賀にいた。
余談だが、アマチュアのカメラマンだった。携帯電話が普及しても暫くは一眼レフ愛を豪語していたのだが、気づいたらケータイの写メを撮るようになった。当時は裸体の女性をよく撮っていたそうだ。ハイカラだね。
なので、私の幼少期の写真はすべてNikonの一眼レフで撮影されています(多分)

私は古賀で生まれて、3つまで古賀にいた。
古賀というのは玄界灘に面した街で、お天気がいいと対馬だか韓国だかが見える。どっちなのかはちょっとわからない。多分、対馬だと思うのだけど。
地理的には、福岡市と北九州市のちょうど真ん中らへんだろうか。

当時はまだ西鉄が通っていて、古賀ゴルフ場前から西鉄古賀に至るまでの、森の中を突っ切っていく風景があまりに爽快で、今でも忘れられない。突っ切ったあと、チラッと海が見えた気がしたけれど、どうだったろうか。大人になって、廃線になったと知った時はショックだった。

あとは、古賀が「古賀町」から「古賀市」になった時に、馴染みのある地名が変わってしまったのもショックだった。
どのへんあたりまでが嘗ての「五楽」地区だったのかは分からないのだが、あんな佳い地名が無くなって、「中央」やら「駅東」やらだぜ。なんてことするんだよ、って思ったよ。

3つの時に私たち家族は父の故郷である名古屋に引っ越したのだけど、子供の頃は夏休みになると古賀に行って、海でヒトデを触ったり、ワカメを触ったり、砂浜の鳥居をくぐったり、西鉄に乗って、香椎花園に行ったりしていました。
天神でデヴィッド・シルヴィアンのアルバム購ったなあ。何故か。

そんなわけで、そこそこ九州訛りには慣れている私と、ネイティブな母。
母は自部屋のテレビで、私はTVerで、ばらかもんの初回を見ました。
若干、アニメよりは優しい訛り?
総体的な「九州弁」っぽい感じかなあ、なんて思っていたのだけど、母曰く「結構わからなかった」
そういうもんなんですね。
「ばらかもん」ってどういう意味?と矢継ぎ早に母に聞かれたのだけど、そういえば、考えたことなかった。
超元気な人、という意味のようですよ。

もう20年ほど行っていないけど、九州訛りを聞くと、ああ、行きたいな、と思う。
前回の朝ドラも五島が出てきたし、ばらかもんも五島だし、行ってみたいが、無免許だから、ひとりでは難しいかな。
五島が無理でも、長崎市内とか。ああ、でも、車で九州一周してみたいな。
これ、知ってる?


↑これがやりたい。

全然、ばからもんの話してないね。
ドラマはまだ始まったばかりだから佳いとは言い切れないけれど、アニメは佳い作品なので、お薦めできるよ。
但し、字幕付きで見ないと(九州弁に疎い人は、字幕付きでも)「?」ってなるので、Netflixで、字幕表示して、是非ご覧ください。

なんか、ばらかもんとNetflixの手先みたいな締め方になったな。
まあ、いいか。
兎に角、アニメが佳いし、ドラマ版のなるちゃんが、非常になるちゃんなるちゃんしてて(パンチもすごいパンチパンチしてて)再現度がすごいのよ。最高かよ。
これからがとても楽しみなのです。

この調子で「かくしごと」も実写化してくれないかなあ。

余談ですが、この記事の写真は、2011年9月に私が鎌倉で撮った、Nikonのデジタル一眼レフの写真です。
結局娘も、母と同じNikon使いになりました。
今は、母と同じく写メ派だけどね。もう、iPhone13のカメラで十分です。

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