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センス

それは、クリエイターの生命線。
そして、天性のもの。
残念なことに、後学や努力で、
どうにかなる類のものではない。

書けるひとには、
生まれつきその能力が備わっている。
書けないひとには、
100年経っても、書けない。
そういった文脈が、確実に、存在するのだ。

…わたしは、自分のセンスについて、
相対的にではなく、絶対的に自信がある。
そうでなければ、この業界、生き残れない。

センスとは、つまりは感性のことだ。
感度のわるいアンテナでは、
電波が受信できないのと同じように、
鈍い感性では、ものを創ることなどできない。

鋭い感性と、それを充分に活かし切る技術。
それが、創る者にとり、最低限必要な資質だ。
それは無論、文藝に限らない。
少なくとも、芸術と呼ばれるものには、
すべてに当てはまる条件だろう。

みんな違って、みんないい、というのは、
単なる建前だ。

ここは、センスの輝くものだけが
生き残る、戦場なのだ。

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