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米津玄師 変身レポ

まずは、MCの感想。
初めての人多いけどこれだけは言っておきたいと言うから何!?と思ったら、「やっと会えたね」って言われて心臓撃ち抜かれた。ありがとう!!私もそう思ってた!!よ!

「ファンって言葉あんまり好きじゃない」発言からは、ファンの語源がファンネル(狂信者)だからなのかな、だとしたらめちゃくちゃ思慮深いななどと思った。

「ライブだからって、無理して周りに合わせなくて良いよ。あなたが一番いやすい姿勢でいてね」という言葉、かつてその場に乗れなかった側だった米津玄師が言うからこそ響くよなと感心してたら、「人生割とクソなときあるし、人間生きてたらなんで俺こんなことしてるんだろうって思う瞬間は必ずあるから、せめて今日くらいはそうじゃない日だと良いな」とか言うから泣いちゃったよ。


ここからライブの感想。
 初めに流れた映像が何なのかわからなかったけど、怖かわいい感じの着ぐるみくんが米津さんの代理なのかなと思って見てたらその子がエレベーターに乗って、あ、上がってくる演出なんだと理解した瞬間に彼が現れて涙が止まらなくなった。
泣きすぎていてポップソング15秒くらいに感じて、あ、、これやばいずっと泣いちゃうなと思って意識して涙を止めた。
神様はいたんだなと本当に思った、落ち着いた。

二曲目は感電で、やっぱり本人がそこで歌っているのは違うなとか、口パクではないなと思った。音源より若干声が低かった気がする。この辺から記憶が曖昧。

placeboが流れ出して、ライトが色鮮やかで「あれ?もしかして洋次郎くる?」と思ってしまった、さすがにこなかった。え、でもこれ2人で歌うやつじゃん?て思ったけど音源とはもってた。生で野田洋次郎も来たら豪華すぎるからそこまでガッカリしなかった。「だんだん恋に落ちていく」とか言うからこっちも恋に落ちそうになったけどどう考えても私のこれは恋よりずっと崇高な感情なので大丈夫だった。生placeboは割とリアコ案件だった。

迷える羊、やっぱりどう聞いても「3年後」と言っていた。1000年後じゃなかった。
カナリアはひたすら歌声が優しくて、ちょっと目がうるうるした。危なかった。「良いよ、あなたとなら良いよ」のところ、弱っていたら泣いていたと思う。

海の幽霊は、無理して出しているであろう高音が本当に綺麗で、なんか本当に「幽霊」を表現できてるなぁと思った。後ろの音の美しさもそうだし、彼の高音もそう、幽霊のような儚さが醸し出されていた。

Lemonは、歌うと思ってなかったからびっくりした。1番のサビの歌詞を間違えていた(今でもあなたは私の光、のところで、切り分けた果実の…と言いかけていた)から、もしかしたらリハでは歌ってなかったのかなとも思った。

ひまわりの前奏が流れた時は本当にびっくりした。私が歌って欲しかったやつ!!!と思ったあと、やっぱりどうしてもwowakaさんの顔が脳裏に浮かんで歌い出しから号泣してしまった。おんなじ列でわたしだけ異常に体が震えていたと思う。ハンドクラップも腕を振るやつもうまくできなくて、ずっと立ったまま涙を流して、それを飲んでた。ありがとう、ありがとうって思った。時間の流れもあの時騒いでいた人たちもだんだん彼のことを忘れていく中で、米津さんが歌ってくれることでまだいる気がして嬉しかった。というか、私みたいに忘れられない人がいても良いような気がした。終始視界はぼやけていたけど、歌声は確かに耳に響いていて、それまで歌ったどの曲よりも力強く感じた。この曲を作ってくれて、そして今日歌ってくれて本当にありがとうございました本当に。ひまわり歌ってくれーって当たった時からずっと言ってたから、これはある種の私信でしたね。生きなきゃって思えたよ。

ピースサイン、みんなが✌️を掲げていたのが面白かった。私も✌️を掲げたけども。同じ空間に米津玄師がいて、その人が「遠くへ行け」って歌ってたことは、一生忘れないと思う。

ゴーゴー幽霊船、前奏の時点で分かったけどまさかと思ってカウント始まるまで違う曲だと思ってた。私たちが声出せないから、米津玄師本人が「12345678」を言っていたのが素晴らしかった。ありがとう世界。やっぱめちゃくちゃブチ上がった、涙止まった。

アイネクライネを生で聴ける覚悟はして来てなかったから叫びかけたけど、我慢した。「生まれてきたその瞬間にあたし、消えてしまいたいって泣き喚いたんだ」のところでちょっと泣きかけた。

アンビリーバーズはさぁ、あなたが初めてこちら側に手を差し伸べてくれた曲じゃん。今まで怒りとか寂しさから創造していたのを、聞いてる私たちに語りかけるような作り方に変えてくれた曲じゃん。「こうしてちゃんと生きているから心配いらないよ」って歌詞は、やっぱり10年前では想像できないものだったから、私は本当に嬉しかった。サビの主語が複数形なことで、同じ世界にいるんだなって思わせてくれてありがとう。

kickback、ほとんど何言ってるか聞き取れなかったけどサビで「マイハニー」って言うのが珍しくてよかった。いつもは「ダーリン」だけど今回逆だなって、ちょっとテンション上がった。たぶんチェンソーマンのOPだからだけど「マイハニー」て珍しいなと感動した。

Pale Blue、2年半ぶりのライブで「ずっと」の高さ出るのかな流ってヒヤヒヤしちゃった。全然出てた、さすがすぎる。今日歌った曲の中で一番爽やかな米津玄師だったんじゃないかな。着てた服も上がペールブルーのやつと似ててなんか良かった。爽やかな風吹いてた。ダンサーさん達のパフォーマンスもすごかった。引き込まれた。

死神、前奏が聞こえた瞬間私の喉から「キャー」って音が出た。ホラー映画の時でも出さない高い声。よっぽど嬉しかったんだろうな。ちゃんと座り込んで最初のおじぎもしてて、ずっと座りながら歌ってて感動した。彼のド低音は素晴らしいね、本当に。米津玄師の生歌かつ歌詞が関西弁はレア過ぎるよ、SSRだよ。最後のふーっもやってくれてすごいよかった。命ないなった…

馬と鹿、動く床?みたいなところで後ろに流されながら歌っていたのが曲のイメージとピッタリだった。MVもそうだけど、ダンサーさん達大活躍の曲だった。やっぱプロの組体操は違うな…と思った。あと最後、「やなんだー」って歌っててニッコリした。ぜったい「やまない」って歌ってないの、よかった。

ゆめうつつ、歌詞がひたすら優しくて進撃のアルミンみたいで好きなので嬉しかった。結構米津さんが動いていてかわいかった。「また明日」のところでこっちを見たような気がした。気のせいかもしれないけど。すごいふんわりして優しい曲なのに終わり方が怖いのはライブでも変わらなかった。急にブチって切れるのやめてくれ…我々を現実に引き戻さないで…

M八七、今日は歌わない日かな?と思ったらやっぱり歌った。シンウルトラマンだけ見た女だけどめちゃくちゃ歌詞が沁みた。私はウルトラマンについて詳しくないけれど、米津玄師はウルトラマンすごい詳しいし、その上でこの解釈なのだろうなと改めて思った。でも、「痛みを知るただ1人」と言う表現、あまりにも米津玄師のことを指しているように感じてしまってダメだった。いや、米津さん痛みを知り過ぎているだろうから。M八七の歌詞も、かなり中原中也みを感じて、やっぱり生まれ変わりなのかなって思ってしまうけど…米津玄師はあの時からずっと米津玄師でだからこそ私はこの人が大好きなんだってことを今日改めて思いました。ありがとう。

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