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勘違い平行棒 2

大人になれば仕事もできるようになるだろうし、結婚も人並みにはできるだろうと考えて飛び込んだ社会。はっきり言って荒波でした。

なぜ勉強をしなければいけないの?

息子が小3ぐらいの頃だったかな。まだ一緒にお風呂に入ってた頃に「なんで勉強しやなあかんか分かるか?」と僕の方から聞いたことがある。「人生を海だとすると、勉強するってのは浮き輪を膨らませることや。じゃないと必死で泳がないといけなくなる」と教えたような気がする。
僕が社会に出た時の浮き輪はぜんぜん膨らんでいなかった。泳ぐ力も無く方法もわからなかった。そして荒波がきた。

おぼれそうな時に僕は一体何を掴んで助かったのだろう。

たぶん、おぼれ死ぬ前に砂浜にたどり着いた感じじゃなかろうか。しかし傷は深かった。そんな僕にこういう言葉をくれた方がいる。

結構やなぁ、ありがたいことやで。

当時は何を言ってるのか良くわからなかったが、今となっては良く分かる。分かる心を持てるようになったんだなと。良くないことが起こってもそれを良い意味に解釈する。たぶん聞き飽きてると言われそうな言葉。でもそれだけの意味を分かっててもダメなんだと思う。

その人の放った言葉がその人を作る。

心にもない言葉を言うのは論外ですが、その人がどれだけ一生懸命がんばってたとしても、口から出た言葉で見え方というのは決まってしまうと思う。
批判したい事柄があっても、言わないで心で消化すれば徳を積めると聞いたことがあります。ま、徳って何かよく分かってないですが想像はつきます。

ありがとうという言葉を大事にしたいです。

僕の言葉ではないです。小6の時に息子が体育館で発表したタイトルです。たぶん他の子たちはだいたい将来何になりたいとか趣味とかを発表していました。正直なところビックリしましたし、安心しました。このまま車には気をつけて生きて行って欲しいです。
僕には高2と小5の子供がいます。2人とも言葉はあまりキレイではありませんが、今まで腹が立つようなことは言われたことがないです。

僕は2人のことが大好きです。


つづく。


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