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ポジティブ妊活7つのルール(書評)

不妊治療を過去と今オンタイムでしていて感じるのは「どうして不妊治療はこんなにもしんどいのかってこと」に尽きる。もしも不妊治療自体がものすごく楽しかったり、気持ち良かったりしたら、みんなどんどん子どもを産もうと思うのではないかしら・・・

通院している病院は綺麗だし、居心地も良い。ドクターだって看護師さんだって優しいのにそれでも妊活はしんどい。

その根本にあるものってなんだろうと思い、この本を読んでみた。

https://www.amazon.co.jp/ポジティブ妊活7つのルール-田口-早桐-ebook/dp/B01L1ODJOM

不妊治療専門医の不妊治療体験記。

ものすごく面白かった。この本クリニックで販売すれば良いのに。

今までネット情報とかブログで妊活情報って探していたけれど、やっぱり医者が書いている治療の本が一番わかりやすいし、納得できますね。

いくつか印象に残ったことを纏めます。

①「自然が一番」ではない

できるなら自然妊娠を希望していた私。(本によると私だけじゃないのね・・・)でも平均初産年齢が30歳を超えているこの現状事態が自然ではないとのこと。本当にそうかも知れないです。

②妊活をする環境を整える

妊活は気合だけでは続かない。長期戦になることもある。ストレスが少なく続けられるようにお金と時間に優先順位をつけてコントロールすることが大切。

③不妊治療は「確率」。一喜一憂しない。

妊娠する確率を調べまくってしまうのがあるあるだと思います。私のネット検索履歴にも「年齢 妊娠率」っていう履歴があります。しかし、この本によると妊娠と確率の問題は、判断が難しいもの。一喜一憂せず淡々と進めることが一番確実。とのこと。

この3つにパートが一番印象的だったかな。もちろん一番参考になったのは、不妊専門医の不妊治療の部分だけど。夫と妻のやりとりが面白くて!医者同士のカップルってこんな感じなのね。

それからこの本文中で一番気に入ったのが「まだ出会えていないけれど、あなたの子ども、新しい家族なのですから。待っていても来ない場合は、なんとしてでも時間を作って、こちらから迎えに行ってあげてほしいのです。」という一文。

生命がどこからどんな風に生まれるのか、生まれる子供が決まっているのか、ランダムなのかは私にはわかりませんけれども、もし私のところに産まれようとしているのに、私が不妊なばかりに毎回来れなくて泣いている赤ちゃんがいたら迎えに行ってあげたいなって思いました。

もしも妊活で悩んでいる人がいたら紹介したいし、自分もメンタルやられそうになったら読み返したい本でございました。

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