『言語化の魔力』感想 ~言語化して事実を整理することで夢が叶うスピードが変わることに気づいた
私は昔から、物事の良い面に焦点を当てるようにしている。
でも、嫌な面からは目をそらしてごまかしてきた。
そして今でも逃げ癖がついていると思った。
14年前に父を病気で亡くした。
急に難病にかかって入院して 3 ヶ月で亡くなってしまったのだが、その間の記憶がそんなにない。
父の病気はかかった時点でかなり危険だった。
母は昔からメンタルが弱く、妹はちょうど 2 人目を妊娠しており、情緒不安定だった。
長女の私が取り乱したらおしまいだと思っていたので、とても不安だったが「大したことない。大丈夫」だと言い続けた。
幼い頃からコミュニケーション下手で友達がいなくて、母や妹の前ではしっかりした姉でいないとと思い、私は人に相談することをしてこなかった。
自分は父が亡くなった事実をしっかり悲しまずに来てしまった。
真剣に向き合ってつらい思いをしたくなかったから。
きっとその頃から私の逃げ癖はついていたのだと思う。
本書冒頭の「あなたは悩みはありますか?」の問いに「悩みなんてないよ。あってもすぐに解決!」と思ってきたが、
本書をじっくり読んでみたら、それは現実に向き合いたくなくて逃げているだけではないのか?と思った。
私は悩みを紙に書き出すことが大嫌いです。
それは嫌な現実を直視したくなかったからで、私は困難なことから逃げていました。
特に今などは、会社員を辞めて独立したいと思っているが、それについて考えるのが面倒・先が長そうと好きなことだけして、先延ばしにしているのではと思った。
「未来の視座を持つ」という章で、樺沢先生の札幌医大合格のための努力が本当に凄いと思った。
樺沢先生は、きちんと言語化して整理して今できることに注力したからこそ、「できない」を「できる」に変えることができて、夢を叶えることができた。
"言語化をして事実を整理して、向き合うことから逃げないで。"
本書は私にそれを教えてくれました。
真剣に独立するにはいつまでに何をするべきか、「今できること」にきちんと向き合うことをすれば、夢が叶うスピードが変わることに気づきました。
自分にとっての悩みが明確化したことで、コントロールできるようになりました。これは本当に言語化の魔力です。
本書を読んで「できない」を「できる」に変えて夢を叶えられる人が、 1人でも多く増えますように!と思います。
素晴らしい本をありがとうございました。
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