【英語学習】コンクルージョンセンテンスの書き方 その3
はじめに
コンクルージョンセンテンスの書き方その1では、コンクルージョンセンテンスの特徴、書き方、構成を紹介しました。その2では具体例を出しながら、まとめの文を1文で書く方法を説明しました。
その3では、具体例を通じて、まとめの文と展望の文の2文構成でコンクルージョンセンテンスを書く方法を見ていきます。
コンクルージョンセンテンスの構成
コンクルージョンセンテンスは、パラグラフのまとめを書く場合は1文、まとめと展望を書く場合は2文構成で書きます。
今回は、以下のパラグラフのまとめと展望を書く場合を見ていきます。
つなぎ言葉を使う
まずは、まとめの文を作ります。その2と同じように、サポートセンテンスが終わり、これからコンクルージョンセンテンスであることを示すために、つなぎ言葉を用います。
例えば、ここではサポートセンテンスにてポイントを2つ書いてあるので、つなぎ言葉として以下のように始めるといいでしょう。
コンクルージョンセンテンス:
From these two aspects, (これらの2つの点から、)
From these two features, (これら2つの特徴から、)
または、これらのつなぎ言葉の一部分を抜き出して、まとめの文の主語とする方法もあります。
コンクルージョンセンテンス:
These two aspects(これら2つの点が)
These two features(これら2つの特徴が)
一度、つなぎ言葉を作ってから、その一部分を抜き出して、文の主語にするこの方法は応用編になります。一見すると、つなぎ言葉に見えませんが、読み手はThese two aspects(これら2つの点が)やThese two features(これら2つの特徴が)を読むことにより、サポートセンテンスのポイント2点をまとめていることを知ることが出来るので、これらもつなぎ言葉と言えます。
言い換えをする
トピックセンテンスの言い換えをして、まとめの文になるようにします。ただし、今回はつなぎ言葉の一部分を主語にすることにしましたので、述部(動詞以下)をここでは作ります。
トピックセンテンス:
Beavers are interesting animals in two ways.
↓
コンクルージョンセンテンス:
These two aspects make them unique animals.
(これら2つの点が、ビーバーをユニークな動物としている。)
These two features make them unique animals.
(これら2つの特徴が、ビーバーをユニークな動物としている。)
これでまとめの文が出来上がりました。今回は、この内2つ目の方を使用します。
展望を書く
今回は、コンクルージョンセンテンスに、まとめの文に加えて展望を表す文を追加します。
展望なので、基本的には「これからのこと」を意識して書きます。しかしながら、これからのことと言えどトピックセンテンスから逸れたことは書けませんので、トピックセンテンスを改めて確認して、その枠内で書くようにしましょう。
例えば、今回のパラグラフであれば以下のように書くことが出来ます。
If you come across them in wild, please take a look at these two special features. (もし自然の中でビーバーに偶然出会ったら、これら2つの特別な特徴に目を向けてみてください。)
この展望の文を、先ほどまとめの文まで仕上げたパラグラフに追加します。
これで、トピックセンテンス・サポートセンテンス・コンクルージョンセンテンス(まとめの文・展望の文)の揃ったパラグラフが完成しました。
まとめ
コンクルージョンセンテンスを2文構成にする場合は、
1文目は、まとめの文
2文目は、展望の文
となるように構成しましょう。
この内、まとめの文には、
つなぎ言葉を入れる、またはその一部を文の主語にする
トピックセンテンスの言い換えとなるようにする
また、展望の文には、
トピックセンテンスの枠内でこれからのこと
を書くように心がけましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?