【英語学習】サポートセンテンスの書き方 その5(まとめる編)
はじめに
サポートセンテンスの書き方では、その1にて概要を説明し、その2とその3で具体例を出しながら、サポートセンテンスを書く方法を説明しました。
今回は、その3「列挙編」で書いたサポートセンテンスをパラグラフになるようにまとめていきます。
サポートセンテンス(列挙編)の構成
その3の「列挙編」で書いたパラグラフの構成は以下のようになりました。
トピックセンテンス:
Beavers are interesting animals in two ways.
↓ 具体的に
サポートセンテンス:興味深いポイント1
Beavers create ponds.
↓ より具体的に
Beavers create ponds to make the habitat in which they live.
Beavers create ponds by blocking up streams.
サポートセンテンス:興味深いポイント2
Beavers are excellent swimmers.
↓ より具体的に
Beavers tend to remain in the water as much as possible.
Beavers remain in water up to 15 minutes.
列挙編では、ポイントにつき2つの具体例を書きました。
上の構成にある文を並べると以下のようになります。
一見すると、各文は正しいので、英語のライティングとして良さそうに見えます。しかしながら、これは文を並べただけであって、英語のパラグラフとしてはいまひとつといえます。
文を並べただけから、読み手にとってわかりやすいもの、まとまりがあるものにしていきます。前回同様に、読み手にとってわかりやすくするために、つなぎ言葉を使います。また、まとまりのあるパラグラフとするために、代名詞を使います。
また、列挙編では具体例が多くなったので、これらの情報をまとめるために、文と文を組み合わせていきます。
つなぎ言葉を使う
つなぎ言葉とは、読み手にわかりやすいように書く、信号(合図)のことです。例えば、上の構成例では理由を2つ挙げていますので、以下のようにつなぎ言葉を追加すると読みやすくなります。
ここでは、1つ目のポイントの前にFirstというつなぎ言葉、2つ目のポイントの前にSecondというつなぎ言葉を置くことで、読み手に今から読む文がポイントであること、そしてそのポイントが2つあることをわかりやすくしています。
代名詞を使う
代名詞を使うことで、パラグラフ内にまとまりを出すことが出来ます。また、読み手も代名詞があることで、文と文のつながりがわかりやすく読みやすくなります。
ここでは、beaversを代名詞theyに置き換えて、文と文のつながり、ひいてはパラグラフ内のまとまりを強くしています。
組み合わせをする
ここまでのところで、つなぎ言葉を使って読み手にわかりやすくし、代名詞を使ってパラグラフ内にまとまりを作りました。
しかしながら、このようにして出来た英文を読んでみると、繰り返しがいくつか含まれており読みにくさも感じます。
これを解消するために、文と文を組み合わせていきます。言い換えると、大切な情報や新しい情報は残して、古い(繰り返し)の情報は削っていきます。
まず、1つ目のポイントを見ていきます。
First, they create ponds. They create ponds to make the habitat in which they live. They create ponds by blocking up streams.
ポイント1のところでは、they create pondsが繰り返し出てきており、読みにくくなっています。これを解消するために、具体例にあたる2文目と3文目を組み合わせます。
First, they create ponds. They create ponds by blocking up streams to make the habitat in which they live.
3文目のthey create pondsを省略し、残ったby blocking us streamsを2文目に組み合わせています。このように1文にすることで、繰り返しが減り読みやすい英文になっています。
次に、ポイントの2つ目を見ていきます。
Second, they are excellent swimmers. They tend to remain in the water as much as possible. They remain in water up to 15 minutes.
ポイント2のところでは、they remain in (the) waterが繰り返しでてきており、読みにくくなっています。これを解消するために、具体例にあたる2文目と3文目を組み合わせます
Second, they are excellent swimmers. They tend to remain in the water as much as possible - up to 15 minutes.
3文目のThey remain in waterを省略し、残ったup to 15 minutesを2文目に組み合わせています。このように1文にすることで、繰り返しが減り読みやすい英文になっています。
組み合わせをすることで、必要な情報だけが残り、読みやすいパラグラフになりました。
まとめ
サポートセンテンスの構成ができたら、つなぎ言葉や代名詞を使って、読み手にわかりやすく、まとまりのあるパラグラフとなるようにしましょう。また、今回のように情報が多い場合は、組み合わせをして更に読みやすくしましょう。
つなぎ言葉は、読み手への信号
代名詞は、まとまりを作る
組み合わせは、情報の整理整頓
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