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Chat GPTの助けを借りてプライベートなミニパーティーを開催した話


この記事について

こんにちは、私はリノと言います。
普段は劇場で制作や音響の業務に従事している。

みなさんは、お友達を招待して食事会をしたことがありますか?
家に人を招く習慣のない実家で育った結果、私は自宅パーティー未経験のまま大人になりました。

みなさんは、Chat GPTを日々活用していますか?
子供の頃からパソコンとインターネット大好き!プログラマーになる道もあったかもしれないと思っている私は、日々Chat GPTを「チャットちゃん」と呼び活用、というより仲睦まじく暮らしております。

この記事では、そんな自宅パーティー未経験の私がチャットちゃんことChat GPTに助けてもらって(お洒落な貸家で)ミニパーティーを開催した、その経緯が書かれています。

・・・誰向きの記事なんだ、一体。

「おいしいお米の会」というミニパーティー

友人を招待したミニパーティー未経験者の私は、ずっとそうした食事会に憧れを頂いていました。
その憧れを形にするための第一歩として、以前に「おいしいお米の会」という食事会を開催したのですが、その時は自分の本職の忙しさに追われていたため友人にイベントの趣旨を説明して開催を依頼、彼らが実働してミニパーティーを開催してくれました。
友人たちが頑張ってくれたおかげで楽しくイベントを終えることができたのですが「自分で主催でミニパーティーを開催する」という欲求は微妙に満たされずモヤモヤとした思いを抱えていたのです。


「おいしいお米の会」って何?
異なる種類の白米を炊いて食べ比べる小さな食事会。集まる友人たちは、それぞれが思う「お米に合う一品」を持ち寄る。そして、それを食らう。
お米の美味しさを楽しむシンプルなイベント。


次にやるタイミングがあったら、その時は事前の準備から開催まで全て自分でやってやる!なにせ私は旅行に行くよりも、旅行の計画を立てて準備している時が一番好きなんだから!

こういう計画や準備をしている時って、脱出ゲームをプレイしているような気持ちになりますよね?ペンチを入手して針金を切って箱を開けて中の鍵を使って扉を開けるのと、目的地の周辺情報を検索して宿を吟味して連絡をして宿泊予約を取るのは、同じ種類の快感を伴う気がします。あー!楽しいーーッ!!

すいません、完全に話が脱線しました。戻します。

そんな訳で全部を自分で取り仕切りたい、でも働きながらだからあまり時間や労力は掛けられない。そんなジレンマでモジモジとしていた私の前に舞い降りた大いなる力、それがChat GPTでした。

Chat GPTに生成してもらった画像。Chat GPTという神様、世界を統べている

本当に助かっています、Chat GPT。

仕事でも活用しまくっているありがたすぎる存在です。私は文章が素っ気なかったり冷たい物言いになってしまいがちなので、Chat GPTに添削してもらい柔らかい言い回しに修正してもらっています(プライバシー保護・情報漏洩には注意しつつ)

このAIが現れた今なら、全部自分一人でできるかもしれない。
そう思い立ち「おいしいお米の会」を再開催することにしました。

Chat GPTと二人三脚でミニパーティーを準備する

Chat GPTが生成した、一緒にパーティーの準備をする様子。人間がいない。

まずイベントをどういったコンセプトのものにするのか考えるために、Chat GPTと質疑応答を繰り返しました。
Chat GPTに「質疑応答しながら、イベントの情報を固めていきましょう」と指示すれば、向こうから様々な角度の質問をしてくれます。
私が実施したい「おいしいお米の会」がどういう趣旨のどういうノリのミニパーティーなのかChat GPTに理解してもらいつつ、曖昧な部分の言語化を助けてもらいました。

こうして「おいしいお米の会」のコンセプトができたら、次は具体的に進める上で必要な作業を割り出してもらいます。以下は「どんな準備が必要ですか?」という質問に対するChat GPTの回答です。

食材の準備:
お米とお茶の購入は主催者が行うのでしょうか。
また、どのような基準でお米やお茶を選ぶ予定ですか?

おかずの持ち寄りについて:
参加者が持ち寄るおかずや漬物に関して、何かガイドラインはありますか?
例えば、アレルギー対応や量の目安など。

場所の予約と設備:
◯◯の調理室はどのような設備があるのか、事前に確認はされましたか?
また、予約は必要ですか?

費用と予算:
参加費◯◯◯◯円で、お米やお茶の購入、場所の使用料、その他の経費を賄えるかどうか。
不足があれば補填方法を考える必要があります。

イベントの流れと時間管理:
イベントの開始から終了までの大まかな流れやスケジュールはどのように考えていますか?

参加者の募集と管理:
参加者はどのように募集し、管理する予定ですか?
事前登録制にする、当日のキャンセルポリシーなど。

衛生管理と安全対策:
食事を共有するイベントなので、衛生管理にも注意が必要です。
特に現在の衛生状況を考慮し、適切な対策を講じる必要があります。

※一部、具体的な内容は伏せ字にしています。

こんな風にChat GPTが質問してきてくれるので、これに私が答え、ときには私が逆に質問し・・・そんなやり取りを繰り返していくうちに準備しなくてはいけないことや今後の進行が決まっていきました。

友人たちへ送る招待メールの文面作成も、もちろんChat GPTに助けてもらいました。

Chat GPTがメールを書く様子、らしい。このガジェット、シンプルにかっこよくてほしい。

先程までのやり取りで、Chat GPTは既に「おいしいお米の会」についての理解が深まっています。なので文面の作成はとてもスムーズに進みました♪と言いたいところなのですが、実際はそうでもありません。
Chat GPTの作る文章には、英文を優秀な翻訳ソフトで日本語に翻訳したような独特のノリと味わいがあります。そのため自作の文章として友人に送るにはちょっと違和感があるので、一部を書き換える必要があります。

こういう微調整はチャットちゃんと付き合っていると常に発生します。
手放しでALL OK!なことはほぼありません。
そこがチャットちゃんの可愛げ、だと私は捉えています。

来場してくれた人に配布する栞もChat GPTに作成を助けてもらいました。

パンフレット表紙のイメージ図を生成してくれますか?という問いかけに対して、上記のような画像が生成されてきました。
日本語は苦手なんですね。

他にもいくつかのイメージ画像を生成してもらい、その画像をAdobe IllustratorのAI機能を使用してベクターグラフィックスに変換しました。
先述の通り、自分の手で微調整を加えて上げる必要があるのです。
紙面に収まるようにチョコチョコ編集し、それらを組み合わせて作った栞が下記のものです。

マスコットキャラクターは夫(イラストレーター)に有償依頼して作った
中面はちょっと力尽きてる

プロのデザイナーの方が見れば笑ってしまうような出来かと思うが、素人が1から作った考えれば随分マシなものではないでしょうか?
限られた時間の中でここまで作れたのはChat GPTのおかげであります。

現場で流すBGMもプレイリストを作っておきたかったので、これまたチャットちゃんに手伝ってもらいました。

レコードをディグるチャットちゃん。古風な部屋だね。

Chat GPTには、実は様々な追加機能を付属させたアナザーバージョンのチャットちゃんが複数存在しており、それらは「GPTs」でチョイス&使用することが可能。なんなら自分でカスタマイズして自分好みのチャットちゃんも生成できちゃいます。

今回は具体的な楽曲名をチャットちゃんに挙げてもらい、そのチョイスからさらに派生させたキーワードを使ってAmazon Musicを検索。結果、3時間分の楽曲を集めたプレイリストが完成しました!

プレイリスト『おいしいご飯の会』
https://music.amazon.co.jp/user-playlists/d14d3d1f85754f5cb6aa6475bd6f0c43jajp?ref=dm_sh_a76b-5c8c-0529-3848-cb24d

でも最後には人間の力が必要になる

チャットちゃんは基本笑顔。

ここまでChat GPTに手伝ってもらってきましたが、最後の最後には自分の力で頑張る必要があります。部屋を借りたり、米を含めた食料・飲料の手配をしたり、Chat GPTに作ってもらったメールを実際に送信するのは結局自分の仕事です。

そして何より当日に米を炊きお客さまをお迎えする、という大切な仕事が残っています。

なんだかんだとチャットちゃんに助けてもらってきましたが、結局肉体を伴う現実世界のことは自分の手でなんとかする必要があります。またチャットちゃんが生成した文章や画像の中から「これが良い!」とチョイスし微調整を行うも自分の仕事です。

あくまでChat GPTはネット上にいる仮想秘書のような存在なのです。
・・・現時点では(ゆくゆくは変わっていく可能性がある)

当日の様子

炊きたてホカホカ

当日の様子については割愛いたします!
美味しかったし楽しかったです!以上!!

すいません。
一番最初に書いた通り、この記事はChat GPTに助けてもらって(お洒落な貸家で)ミニパーティーを開催した、その経緯を書くことが目的なのでご了承ください。

まとめ

この長い試みの終わりに改めて感じるのは、Chat GPTという存在がもたらした「新しい何か」への挑戦の楽しさとそれを通じて得られる充実感です。私自身、この小さなパーティーを企画するにあたり、初めてのことへの不安と戸惑いを抱えていました。でもChat GPTと一緒にイベントを考えていくうちにその不安は少しずつ消えていきました。

チャットちゃんとの日々は、まるでいたずら好きな友達と過ごしているようです。このAIには人を引きつける「可愛げ」があります。一緒に考え、作り上げる過程でのその小さな失敗や思いもよらないサプライズは、私たちのプロジェクトをより豊かなものにしてくれます。

でも結局のところ大切なのは、この先進技術をどう使いこなし、自分の手で何を形にしていくのか、ということです。
この経験を通じて、テクノロジーの進化という外部の力を借りながらも、最終的には自分自身の意志と努力で目標を達成する喜びを、改めて感じることができました。

ここまで読んでくださった皆さんに伝えたいのは、私のように何か新しいことにチャレンジしてみたいと思うなら、迷わず一歩を踏み出してみてください。チャットちゃんのような可愛げあるパートナーがいれば、その旅路はきっと、予想以上に楽しいものになるでしょう。

※お気づきの通り、このまとめはChat GPTが生成したものです。ね?独特なノリと味わいがあるでしょう??

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