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星屑191 めまいのはなし

2019年9月3日

 今年は無事に夏を乗り越えられそうだ……と油断していたら、自律神経がだめになってしまい、車酔いのような気持ち悪さと、頭がふわふわするタイプのめまいが続くという事態に陥ってしまいました。電車に乗ればもれなく酔い、気持ち悪いまま出社、若干の気分の悪さを抱えたまま退勤すると帰りの満員電車で追い討ちをくらい、帰るとそのまま布団に直行、なんてことが数週間。

 さすがにだめだろうと病院に行くと、案の定「極度のかたこりと環境へのストレスが原因かもしれません」というごもっともな診断を下され、まあそれ以外考えられませんよね、と大量の薬を受け取り今に至ります。

 薬の力は偉大ですね。まだ若干ひきずっていますが、あれだけすぐ酔っていた電車でもずいぶんましになりました。帰りの満員電車は辟易しますが、気持ち悪くなることが少なくなり、帰宅してからも作業ができるのはありがたいです。

 私はたまたま薬でよくなりましたが、三半規管、特に耳近辺の不具合は重大な病気が潜んでいる可能性もあるので、おかしいなと思ったらすぐに病院に行くことをおすすめします。耳の病気は取り返しがつきません。

 ストレスに対して、私は神経が図太い方だと思っていましたが、ここまでわかりやすく体調を崩していると、私はメンタルが弱いと自覚せざるをえません。他にももっと大変な人や、忙しい人がいるのになんて甘いんだろう……と落ち込むこともありますが、逆にそういう考えが自分を追い込んどるよ、と誰かに言われてから、なるべく周りのことは意識しないように心がけています。

 以前、休みが取れないことや、上司からのパワハラがひどく同じ業界の人に相談したことがあったのですが、「どこもそんなもん」「休みが取れない、上司が理不尽なのは当たり前でしょ」と笑われてしまい、私は単純に甘えているだけなのか? 職場に対する理想が高すぎるのか? 他の場所に移っても同じような環境なのか? と疑心暗鬼になり誰にも相談できなくなってしまいました。それがそのままストレス耐性が弱くなったり、自律神経を壊すきっかけになったような気がします。やっかいなことに、一度自律神経を壊すとストレスが減ってもなかなか戻らない、ふとした拍子に症状が出るなどの弊害があるようです。今の環境は割合落ち着いているので、あまり無理せず、少しずつ良くなることを祈るばかりです。みなさんも、どうか、無理せず体調を崩しませんように。


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