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ありのままでいいんだ

こんにちは、凜です。

先日父との関係の中で、とても傷ついた。

その痛みが少し和らいで、気持ちの整理がついてきた今、これからのことについて綴ってみようと思う。

私はこれまでの20数年の人生、ずっと「ありのまま」の私を押さえつけて生きてきたらしい。

私はいわゆるアダルトチルドレンにあたるらしいと、うすうす気づいてはいたけれどきちんと本を読んでやっぱりそうなんだと自覚できた。

自覚と気づきは、回復と克服、そして解放の一歩になる。

まずは気づけた自分をめいっぱい褒めよう。よくやった。

思い返せば私の家族は結局のところ、機能不全だった。

不仲な両親。自分勝手な姉。不倫の果てに母は私を置いて家を出て、好き勝手やっている。そしてあまりに放任主義な父。門限すらなかった。

まぁ、当時はその放任主義がありがたかったし、いわゆるいい子だったから別に夜遊びはしたことないし、高校時代は勉強と部活に必死な優等生だった。グレたり非行に走らなかったのは奇跡だ。

そんな機能不全な家で私は、「できすぎた子」だったように思う。

私はいわゆるヒーロータイプのACで、端的に言えば、「いい子」「出来た子」として振る舞うことで誰にも迷惑を掛けず、息が詰まりそうな家庭空間の中に自分の居場所を作ろうとしていた。いい子でいなければならないのだと、なぜだかずっとそう思い込んでいた。

だからいじめについても相談できなかったし、本当は周りの子みたいに家族で遊園地に行きたかったけど言えなかった。本当は冷凍食品じゃないお弁当が食べたかったけど言えなかった。本当はもっと、私を見て欲しかったけど言えなかった。愛して欲しいと、伝えられなかった。

過去の私を見ると、ずっと泣いている。

笑顔の仮面の下、傷ついて傷ついて、泣いている。

寂しくてたまらなくて、あったかい手を求めて泣いている。

ああ、ごめんね、わたし。

辛かったね、苦しかったね。

今までないがしろにして虐めてきて、本当にごめん。

昔の私に今の私が言えることはそれくらいで、だけどもし会えたなら、ぎゅっと抱きしめてあげようと思う。

私は私のままで、いい子でいようとしなくたって、いいんだよ。


私は過去の私を受け入れることにした。

過去は変えられない、今の私もすぐには変わらない。

でも未来の私なら、今からちょっと変えることができそうだ。

過去の私は自分を抑圧して、いつか来る未来のために、ずっとずっと頑張り続けてきたから。

まずは頑張るのをやめる。

ショック療法みたいなもので、100点じゃない自分にいいじゃん!って無理矢理声を掛ける。

本当に自分が好きなことややりたいことには全力で向き合う。

でもそうじゃないことには、別に100%で向き合わなくたっていい。

好きなものに存分に囲まれて、好きなように生きれば良い。

だって誰も、私に期待なんてしてないじゃん。

誰も、私に「いい子」であることを求めてないじゃん。

馬鹿らしい!

楽しむことに、幸せを感じることに、自由になることに、罪悪感がむくりと顔を出すのなら、モグラ叩きみたいに思い切り叩いてやれ!

「お前はなんてだめなヤツなんだ」とささやく自分がいるのなら、今日からそいつは私の敵だ。遠慮なくぶん殴れ。


今日も空は青いし、私は可愛い。

自己肯定と解放感を詰め込んで、好きなものだけに囲まれて生きればいい。

20数年の痛みと引き換えなら、私はもっと沢山のしあわせを受け入れたって良いんだ。


過去の呪縛から自由になれる日はいつなんだろうか?

分からない。

少なくとも今は少し息がしやすい。

呼吸が楽で、体が軽い。

それでいい。

幸せになると、自分のために生きると決めた。

そのために何かを犠牲にしてもいい覚悟を、決めた。


だから大丈夫。

私は変われる。


幸せになる。


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