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「天才を殺す凡人」をドラえもんに例えてみた

こんにちは。りんです。先日、本の要約サービスflier(フライヤー)のオンラインサロンbook labo の読書会で「天才を殺す凡人」をドラえもんに落とし込む、という面白い経験をしたので、シェアするとともに、読書会の楽しさをお届けしたいと思います。

「天才を殺す凡人」とは?

大人気の北野唯我さんの著書。まだ読んでない方は要約をflierの上記のリンクからぜひ。

この本のキーワードとして「天才」「秀才」「凡人」と3つのタイプのビジネスパーソンが出てきますが、それぞれこのような特徴を持っています。

「天才」独創的思考にすぐれ、その人にしか思いつかないようなプロセスで物事を進められる人。
「秀才」論理的思考が得意で、システムや数字、秩序に基づいて堅実に物事を進められる人。
「凡人」感情やその場の空気を大切にしつつ、相手の反応を予測しながら動ける人。

天才、秀才、凡人は主語が違う。凡人の多くは、主語を「人」で語る。秀才は組織やルールなどの善悪で、天才は世界や真理など、超越した何かで語る人が多い。で、3つのタイプによってそれぞれ価値観の軸が異なるからコミュニケーションの断絶を引き起こしやすい。

さらにこれらをつなぐアンバサダーの役割のタイプもいる。

天才と秀才の橋渡しをする「エリートサラリーマン」は、高い創造性と論理性を兼ね備えているが、共感性はまったくない。とにかく仕事ができるサイボーグのような人。
秀才と凡人の橋渡しをする「最強の実行者」は、何でも要領よくこなす。共感性も兼ね備えているため、後輩や周りから好かれるリーダーの役割を担っていることも多い。
天才と凡人の橋渡しをする「病める天才」は、一発屋のクリエイタータイプだ。クリエイティビティと共感性を兼ね備えているため、爆発的なヒットを生み出せる。一方で、再現性がなく、ムラが激しい。

そしてドラえもんにたどり着いた

この中で自分はどのタイプか、また、どのタイプを目指したいか、をファシリテーター含めて5人でディスカッションしてました。その中にflierCEOの大賀さんがいらっしゃったのですが、スタートアップのCEOはのび太みたいなタイプの方がうまくいくケースが多い、というようなことを発言されたのにインスピレーションをもらい、話がどんどんどん発展していきました。

天才はアイデアマンタイプで、あれやりたい、これやりたい、って言うけど実行力があまりないタイプだから、のび太とジャイアンが当てはまるのでは? とすると、のび太の願いを叶えるドラえもんは秀才タイプで、ジャイアンの言うことを何でもやるスネ夫も秀才タイプ。一番常識人のしずかちゃんは凡人タイプでは?という結論にたどり着きました(笑)

大いなる誤読

もちろんこれは大いなる「誤読」です。flierのCOOでもある荒木さんがVoicyでよくおっしゃってる「誤読」、つまり作者の意図とは離れて読者の方で独自に本の解釈をすることです。他に天才、秀才、凡人をドラえもんのキャラクターに例える方はあまりいないでしょうし、異論もあると思います(笑)

でも私はこの「誤読」こそ、読書会の醍醐味だと考えています。私一人で読んでいても「天才を殺す凡人」をドラえもんに例えるなんて想像すらしなかったでしょう。みんなで色々アイデアや考えをぶつけた結果、出てきた発想です。こういう思いもよらなかったアイデアに出会える瞬間は本当に楽しい。学校のテストみたいな正確・不正解を追求するのではなく、発想の斬新さを楽しむ学び。そんな楽しさに気づかせてくれたのがこのflier book labo の読書会コミュニティでした。

その時のディスカッションの様子↓

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ちなみ私は、アイデアをタスクに落とし込んで形にしていくのが好きで得意なので、恐らく「秀才」か「最強の実行者」だと思います。Webコンテンツでもマーケ施策でもイベントでもラジオ番組でもいけます。守備範囲がやたらに広いのが特徴です(笑)

自分を知るには?

この日、私はもう一つ別の本のディスカッションにも参加しました。それがこの本当に関するテーマでした。

そこで「自分を理解するための気づきを得るにはどうしたら良いか?」という議論があり、私から提示したのが、「始まったばかりのコミュニティに飛び込むこと」でした。

知らない人ばかりのコミュニティに飛び込み、普段接点の無い人交流することで、今まで気づかなかった自分の特徴に気づく、というのは良く聞く話です。私もそれは何度も経験しました。それだけでも気づきは得られるかと思いますが、さらにより自分が出やすいのはゼロイチのフェーズのコミュニティ。

ある程度時間が経ったコミュニティはもう登場人物と役割が決まっていることが多く、空いている中で役割を演じなければならない可能性が高くなるからです。それがたまたま自分のキャラクターに合っているなら良いですが、そうでないと無意識のうちに仮面をつけてキャラクターを演じなければならなくなります。

なので自分を内省し深掘りしたいなら私のオススメはゼロイチフェーズのコミュニティ。実際私はそうしてたくさん気づくことがありました。自分で気づくパターンもありましたし、他のメンバーから指摘されることも多かったです。会社組織と違ってフラットなコミュニティでは、年齢性別職業関係なく意見を言い合うので思ってもみなかった普段気づかないことにたくさん気づくことができます。

今回の学び

私は今まで延べ10以上のコミュニティを経験してきましたが、「読書会コミュニティ」は初めてで最初はハードル高いなー、なんて思ってました。あれから4ヶ月半、読書会コミュニティは知的好奇心を満たせる最高のエンタメであると同時に内省に必要なヒントも得ることが出来る一粒で二度美味しい、そんな場所なんだなと気づきました。

そして今回の読書会は「自主読書会」ということもあり、心なしかみんないつもより生き生きしていたように思います。

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こういう素敵な笑顔に出会えるから学びの場を作ったり参加したりするのは本当に大好き。いつか自分で主催者としてこういう場を運営したいなと思います。

ちなみにこの回の詳細レポートも書いてますので良かったら読んでみてください^^

もしも以前の私のように読書会はちょっと敷居が高いなぁなんて思ってる方がいたら、flier book labo に限らず色々な読書会があると思うので、ぜひご自身に合った読書会コミュニティに参加してみてくださいね。本当に楽しいですよ。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!今回はこのあたりでお開きです。またお会いしましょう。

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